ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

念忘解

2010年12月04日 | ゴルフ理論…私の見解
忘年会のシーズンですね。

皆さま、呑み過ぎ・食べ過ぎ・胃のもたれにご注意を…。

シーズン的に、今は“忘年会”(ボウネンカイ)ですが、“念忘解”(ネンボウカイ)なんて、言葉も有りますよね。

この言葉の意味は、「考えて、忘れて、ひらめく」で、難しい問題を解くには、この順序を踏むのが鉄則とされている。

難しい問題にぶつかった時、先ずは、一生懸命に考えてみる。
どうすれば良いかと、あれこれと思案し、煮つめるだけ煮つめる段階が、“念”。

そして、考えても考えてもダメなときは、一旦、その問題を忘れて、しばらく、そのまま放っておく。
その段階が、“忘”。

だけど、この“忘”の段階の時は、意識の上では、忘れてはいるんだけれど、意識下の領域では、引き続き、この問題が解かれている。

そして、その答えやヒントが、ひらめきのごとく見つかった段階が、“解”。

この「念忘解」の鉄則は、難しい数学の問題などを解く時だけでなく、考えてもなかなか名案が見つからない時、思い悩んでみても答えが見つからない時などにも活用できる。

私は、「レッスンをどういう風に行えば良いだろう?」とは、多分、意識の中でも意識下でも、常に考えていると思う。
仕事の上で、「念忘解」は、何度も何度もリピートされる。

今年、そのヒントとなる“解”に、結びついた言葉は…。

『身体の末端部位を上手に加速する能力に長けていることが、プレーヤーの能力を決定する重要な条件と言える』だった。

どの本に載っていた言葉だったか、どなたが書いておられた言葉だったかは、忘れてしまったが…。

この言葉が、ヒントやひらめきになって、現在、皆さまに練習して頂いている“円月殺法素振り”に結びついた。

上腕骨と肩甲骨の連動、肩甲骨を動きの起点として腕を振る、この練習は、クラブの軌道や、フェースの向きを語る前に、プレーヤーの方々の潜在能力を導き出すという点において、必要な練習なんじゃないかと思えた。

スイングをコマ切れにして、本当は一連の動きの中の一部なのに、その一部ずつを取り上げて練習して頂いても、“身体の末端部位を上手に加速する能力”は、向上しない。
そう思った。

今期は、“円月殺法素振り”に終始して頂いている。
“円月殺法素振り”は、『身体の末端部位を上手に加速する能力を導き出す』ためには、こういう練習をして頂くと良いのではないかと、「念忘解」からのヒントによって考えついた練習法ですが、この能力をアップさせることは『プレーヤーにとっての重要な能力』の向上に繋がると思えます。

コマ切れ練習よりも、もしかすると、難易度は高いかもしれませんが、飽きずに行なってみて頂ければ…と思っています。

…では、「念忘解」じゃなく「忘年会」シーズンを(笑)、皆さま、体調に気を付けつつ、楽しくお過ごし下さいね…。
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