ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

まだまだ飛ばせます!!

2006年05月12日 | ゴルフの空 その1
若葉の緑が、目に眩しいこの季節。
これくらいの時期から、夏にかけては、飛距離が伸びやすい頃。
(上達途上の方は、この時期に、飛距離が一気に伸びる場合が多い)
だから、飛距離を伸ばす練習は、この時期が最適!?
身体も動くし、ボールも寒い冬よりは、飛びやすくなる。
「寒い冬に、スイングの形をしっかり覚えて頂いたから…そろそろ、飛距離アップを目指して、”一気に”振ることを練習して頂こう」なんて思っていると…。

今週号(5月25日号)の雑誌『ALBA』が目に入った。
表紙に『実は、まだまだ飛ばせます!!』と書いてある。
どんなことが書いてあるのかなぁ~と思って、ペラペラと見てみると…
『右足体重で打ちなさい』
『右手の力は偉大です』
『左手小指が支点ならヘッドが走ります』
『お腹に力を入れてグッと我慢する』
『スタンスは狭い方が腕がしなる』
『両ワキを締めると関節が使える』
『パンチを出す時のようにグッと押しなさい』

どれもこれも、記事を読んでみると、「確かに…」と思える。
でも、どれもこれもと、この言葉どおりにいっぺんに行おうとすると、身体がビックリする。
ビックリしてその上に、スイングがバラバラになってしまいそう。
まぁ、2秒間のスイングの中で、上記の7項目の全て意識して振れる人は、そんなにいなくて、どれかひとつを意識して振ってみて、しっくりする振り方、確かにこうする方が飛んだと思えるものを、習得して行くと良いのでしょうね…。

…飛距離をアップさせるには、ヘッドスピードを上げる。
ヘッドスピードを上げるには、それを上げるのに効果的な身体の使い方、動かせ方を、先ずしっかりと覚える。
やみくもにヘッドを走らせるのではなく、正しい形の中で、スピードを上げていかないといけない。
このあたりのことを表現するのに、レッスンでは、「水の流れる水路を作ります。水路は、形。コンクリートでしっかり形を作って固めます。出来上がれば、そこに”水”と言う自分のパワーを一気に流す感じで振って下さい。水路を破壊する程の勢いで水を流そうとするのはいけません。水の流れが、よどんでもいけません。
水路の中に、一気にザッ!!と流して下さい」と言う。
溜め込んだ水を、一気に放出させる感じ。

腕で例えて言うと、肘を曲げて力こぶを作り、その力こぶに溜まったエネルギーを腕を伸ばすことによって、一気に開放(放出)する。
筋肉を収縮させて、一気にパワーとして開放する。
ヘッドスピードを上げるには、簡単に言えば、このような収縮と開放の連鎖をスムーズに行えるようになること。
(レッスンでは、収縮させる時は「止める!」、開放させる時は「振る!」との”掛け声”をかけている。)
スイングは、身体のあらゆる筋肉が、協調しながら働くため、どこかひとつの筋肉を意識して動かすのではなく、形を覚えて、上手く連鎖させて行けるようにする。
そして、収縮のタイミング、開放のタイミングを覚える。
ヘッドスピードを上げるには、特に、開放のタイミングが上手くなると良い。

上記の7項目のうち、『右足体重で打ちなさい』『右手の力は偉大です』『左手小指が支点ならヘッドが走ります』『両ワキを締めると関節が使える』『パンチを出す時のようにグッと押しなさい』は、この「溜めたパワーの開放のタイミング」のことを言っているように思える。
『お腹に力を入れてグッと我慢する』『スタンスは狭い方が腕がしなる』の、残りの2項目は、身体の中心軸のことではないだろうか?

飛距離アップを望めるこの季節。
「振って!」「止めて!」「振って!」「止めて!」
などと言って練習をして頂いていると、いきなり飛距離がアップし出した方も多い。
冬場の繰り返しの反復練習の成果でもあります。
飛距離を伸ばしたい方、これからの時期がチャンス!です。
冬場に作った形を忘れず、思い切りよく”一気に”伸ばして行きましょう!!

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