ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

「主動骨」について

2015年10月22日 | 『GETエクササイズ(R)』
身体の動きを見る時…、
筋肉の動きとしては、
主働筋(その動きをおこなう際に主となって働く筋肉)や共働筋(主働筋と同じ方向に動く筋肉)、
拮抗筋(主働筋と反対方向に働く筋肉)は、どれか?などを見るように、
私は、骨格の動きも、これと同じような見方をします。

それらに名称を付けるとすれば「主動骨」「連動骨」「補助骨」「反射骨」でしょうか…。( ^^ )

【注】「主動骨」「連動骨」「補助骨」「反射骨」などは、『GETエクササイズ󾬭』独特の呼称です。

「主動骨」は、その動きの主となる骨。
「連動骨」は、主動骨が動くことによって連動するかのように動く骨。
「補助骨」は、主動骨の動きを助けるように動く骨。
「反射骨」は、主動骨と連動するわけではないけれど、反射のように動く骨。
…という分類です。

例えば、
このように椅子に座った状態から、



肩甲骨を上に挙げて首をすくめるような動きをするとします。



そうすると、両肘は?…



自然に伸びますよね!?

これは、肘を伸ばした訳ではありません。
肩甲骨が上に挙がる動きと連動するかのように肘関節も伸びただけです。

そうすると、肩甲骨が「主動骨」で、肘関節の骨は「連動骨」。

手首(手関節)も、比べてみれば動いています。



ですから、手首の骨も「連動骨」です。

そして、肩甲骨は、猫背のままだと動きにくいので、肩甲骨を上に挙げるために背骨を伸ばすとすれば、その背骨の動きは「補助骨」となります。

「反射骨」は、ジャンプをする時など、実際に意識をして動かすのは下肢の骨ですが、反射的に腕も振ってしまうというような、言わば本能的な動きをする骨のこと。

そんな分類をしながら、身体の動きを見ます。

それで…なのですが、
ある動作をすると、これらの「主動骨」「連動骨」「補助骨」「反射骨」は、全て動くのですが…、
動くからと言って、それらの動きを全て意識して、身体を動かそうとすると、どうなるでしょうか?

例えば、上記の肩甲骨を挙げて首をすくめるような動作をする時、
「肩甲骨を挙げて」
「肘を伸ばして」
「手首を動かせて」
「背骨も伸ばす」
と意識してみるのです。

かえって動きにくくなりませんか?

「主動骨」である肩甲骨の動きのみに意識を向けておこなった方が動きやすいのではないでしょうか?

ですから、あるひとつの動作をおこなう際にも、「主動骨」はどれか?を見極めておこなった方が、動きやすくなると言えます。

ゴルフスイングを語る際も同じこと。
「主動骨」「連動骨」「補助骨」「反射骨」の動きを、全てごちゃ混ぜにして、全ての動きを意識的におこなおうとすると、かえって身体が動きにくくなるのではないでしょうか?

ゴルフスイングに限らず、どんなスポーツでも「主動骨」の動きに着目して練習する…これって大事なことなんじゃないかと思います。(^-^)

そして、スポーツの動作における各部の「主動骨」は、
上肢は肩甲骨、
体幹は仙骨、
下肢は寛骨であると、
『ゴルフスイング体操󾬭』『GETエクササイズ󾬭』は考えています。(^-^)/



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