ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

どんな競技にも共通する身のこなし

2013年04月22日 | 大学・授業
本日の大学での授業は、『スイング体操』でした。

「ゴルフのボールを打ってみよう!」で、いきなりクラブをポーンと渡されても、どう振って良いか分からない…ですよね?
だから、まずは、「ゴルフスイングって、こんな風に身体を動かせるんだぁ~」ってところを体感してもらえれば…と思いました。

学生さんたちに説明をする時、特に強調して伝えていることは…
「どんな競技にも共通する身のこなし」が、ゴルフと言えども重要である…と言う事。

そのひとつが、やはり肩甲胸郭関節からの腕の振り方。


ゴルフスイングは、手でクラブを握って腕を振るが、腕を、こういう風にイメージして振ると



もしも、こういうことになった場合、



肩甲骨と上腕骨を繋ぐ棘上筋(黄色の斜線の部分)は、肩峰と言うところに挟まれて、炎症を起こし、怪我を誘発させる恐れがあるため



腕を、ここから使うようなイメージでガンガン振ってしまうのは、どんな競技であれ、ダンスなどの身のこなしであれ、キケンであると言う事。



だから、「腕を振る時」には、腕を、このようにイメージして振ること。



そうすると、体幹部に付着している筋肉との連動も良くなるため、





腕を安全に振れるだけでなく、体幹部に付着している大きな筋肉を使って腕を振る感覚がつかみやすくなり、パワーも発揮されやすくなる。

…と、こういうことを身体で感じ取ってもらえるようにするのがスイング体操なので、
本日の授業では、ここまで詳しく話さなかったけれど…((^^))。

でも、練習しているうちに、「これって、全ての競技に共通する身のこなしではないかな?」って気づいてもらえると良いな…と思う。

これまでの授業を受けてくれた学生さんたちの中にも、
「(競技は違うけれど)私の先生も、そういうところが大事だと教えてくれた」と言っていた人もいるし、
また、「私、もっと早くに、こいうことを知って練習していれば、今頃、もっとスゴイ選手になれていたかも…」とか
「先生が教えてくれた腕の振り方で、投てきを行なってみたら、記録が伸びた」と言っていた人もいた。

今期の授業を受けてくれている学生さんたちにも、ちゃんと伝わりますように…。

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