ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

「地肩」の正体

2012年11月28日 | 『ゴルフスイング体操(R)』
本日も、「スイング体操を思い付くまでに考えたこと」です。



肩関節(肩甲上腕関節)は、この『肩のゼロポジション』の位置で安定し、

肩甲骨とろっ骨の間を、関節(肩甲胸郭関節)とみなすことは出来る…と言う事が分かり、

じゃ、その「分かったこと」をスポーツの動作に応用して行くには…を考えた時、
私は、まず、ポールを投げる動作をイメージしてみました。
(この辺りは、ソフトボール部だったから…なのでしょうかね…(笑))

でも、ゴルフスイングの動作を考えているのに、「ボール投げ」をイメージしたのには訳が有って、
私は、ソフトボールをしている頃、「“地肩”が強い」と言われていたから…です。
「地肩が強い」と言われた、その理由は、小さなモーションからでも速いボールが投げられるからとか、遠投で遠くまで投げられるから…だったのですが、
言われている本人は、その「地肩」の意味が分からなかった。
昔から謎だったんですよね…「地肩」って何なのだ?…と。

だから、こういう骨の仕組みを知った時、「あっ、あの“地肩”って、もしかすると、こういう骨の組み合わせ方だったのかもしれない。ちょっと、やってみよ…」と思ったのです。

そして、ボールを投げるような動作を行なってみると…、
「あぁ、私、こうやって投げてたわ…」と思い、
実際に投げる時には、「こういうイメージで、腕を振っていたなぁ~」って、ことにも気が付きました。





言わば、肩甲棘を回転軸にしながら、腕を振るようなイメージです。

そして、この動きに、肩甲骨の可動域の大きさが掛け合わされたものが、私の「地肩」になっていた…。

「そうか!これが、地肩の正体だったんだ」…と思いましたね…。

また、同時に「でも、これって、こういうことを知った上で練習しているのと、知らないまま練習しているのとでは、“このような動きができている人”でも、変わるよね」とも思えたことでした。

その後は、野球のピッチングフォームや野手の投球フォームにも興味を持つようになり、野球の指導書のような本なども読んでみました。

そうすると、やはり、「昔は、才能やセンスと言われたものも、今は、指導できるようになってきている」「こういうことを知らずに練習するよりは、知った上で練習する方が良い」「昔は、“ピッチャーの肩は消耗品”と言われたが、今は、違う」と言うようなことも書かれていました。

そして、テレビで、時々、プロ野球の『懐かしの名場面』みたいなのが放映されることが有りますが、そういうのを見ていると、「昔のピッチャーと、今のピッチャーでは、確かに、投球フォームが違うな…。今のピッチャーの方が、全般的に、“良いフォーム”になって来ているな…」と思います。

プロ野球の世界では、もう既に、こういうことは、「常識」になっているかもしれません。

それを考えると、(日本の)ゴルフ界のスイング理論は、「遅れている」かもしれませんね…。
頑張らないと…

また、他の競技においても、こういう肩甲骨と上腕骨の“繋ぎ”や、
肩甲棘を、あたかも、腕の振りの回転軸のように動かすことは、
高いレベルになればなるほど意識して、微妙な違いを感じ取りながら、追求して練習しているかもしれないな…と思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スイング体操時における注意事項 | トップ | スイング理論を進化させるた... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。