「ちょっと、ちょっと、ちょっとぉ~、なによぉ~!」
本当のOLの友達に近づいて行く、それなりさんを不安げに目で追いながら、Sさん、「どうするつもり?何するつもり?あんたが教えるつもりなの~?」と思ったらしい。
前半戦で一番スコアの良かったそれなりさん。
いい気になったのか、「この4人の中では、自分が一番上手いのだ!」と信じて疑わなかったのか、後半戦に入ってから、本当のOLの友達の面倒を見始めたらしい。
「ここは、7番(アイアン)で打った方が良いよ。」
「クラブを短く持ってみたら…」
「スタンスの向きが、右向いてるよ。もう少し、左を向いて…」
などなど、結構つきっきりで、それはそれは、親切に…。
それを見ていたSさん。
「男とは、何故、あんなに女に教えたがるのか…?」と、溜息が出たらしい。
「お願いだから、変なふうに教えないでよ」と思いながら、Sさん自身は、後半も、やっぱり曲がりまくっている、あっちこっちさんのボール探しに付き合っていたらしい。
こうして、前半戦は、男性同士、女性同士で並んで歩いていた構図が、後半戦に入ってからは、徐々に崩れ…。
それなりさん&本当のOLの友達、あっちこっちさん&Sさんと言う、カップルらしき構図が出来上がり始めたらしい。
数ホール進んだところで、あっちこっちさんの入ったクロスバンカー(フェアウエイに在るバンカー)に、Sさんのボールも、吸い込まれるように入って行き…。
「何か、仲いいですねぇ~」なんて、それなりさんに、はやし立てられたりもしたのだとか…。
「エヘヘヘ…」と、照れ笑いだったかどうだか…あっちこっちさんとSさん、肩を並べて、同じバンカーに近づいて行き、「(あっちこっちさんのボールの方が、ピンから遠いから)お先にどうぞ~」なんて、とても愛想良く言いながら、二人で、笑顔を交し合ったりもしたらしい。
…余談だが、Sさんは、このクロスバンカーからのショット、いつもの力で不覚にもまともにボールに当ててしまい、残り140ヤードくらいだったのを、7番アイアンで、しっかりグリーンにオンさせたらしい。
「やばっ!!」と思ったSさん。
「おぉ~、ナイス~!」と言う、あっちこっちさんの声を背中で聞きながら、7番アイアンを隠すようにして、その場から、そそくさと立ち去ったのだとか…。
後で、「さっきのバンカーからのショットは、何番(アイアン)で打ったの?」と、尋ねられても、「えぇ~、何番だったかな~?」と、はっきり答えなかったのは、言うまでも(書くまでも)無い。
それなりさんは、と言うと…。
Sさんのクロスバンカーからのスーパーショットには、目もくれず、本当のOLの友達につきっきり…。
ショートホールでは、何番で打てば良いかの指示も出してあげていたのだとか。
グリーン上では、本当のOLの友達のラインまで、キャディーさんに聞いてあげるなんてことも有ったらしい。
「キャディーさん、これフック?スライス?」って、いちいち尋ねるそれなりさんに、「ちょっとは、自分で考えてみたら!」「明らかに、どう見てもフックやろ!」などと、Sさんは、後半戦の中盤くらいから、心の中で、それなりさんに毒づき始めたのだった。
本当のOLの友達に近づいて行く、それなりさんを不安げに目で追いながら、Sさん、「どうするつもり?何するつもり?あんたが教えるつもりなの~?」と思ったらしい。
前半戦で一番スコアの良かったそれなりさん。
いい気になったのか、「この4人の中では、自分が一番上手いのだ!」と信じて疑わなかったのか、後半戦に入ってから、本当のOLの友達の面倒を見始めたらしい。
「ここは、7番(アイアン)で打った方が良いよ。」
「クラブを短く持ってみたら…」
「スタンスの向きが、右向いてるよ。もう少し、左を向いて…」
などなど、結構つきっきりで、それはそれは、親切に…。
それを見ていたSさん。
「男とは、何故、あんなに女に教えたがるのか…?」と、溜息が出たらしい。
「お願いだから、変なふうに教えないでよ」と思いながら、Sさん自身は、後半も、やっぱり曲がりまくっている、あっちこっちさんのボール探しに付き合っていたらしい。
こうして、前半戦は、男性同士、女性同士で並んで歩いていた構図が、後半戦に入ってからは、徐々に崩れ…。
それなりさん&本当のOLの友達、あっちこっちさん&Sさんと言う、カップルらしき構図が出来上がり始めたらしい。
数ホール進んだところで、あっちこっちさんの入ったクロスバンカー(フェアウエイに在るバンカー)に、Sさんのボールも、吸い込まれるように入って行き…。
「何か、仲いいですねぇ~」なんて、それなりさんに、はやし立てられたりもしたのだとか…。
「エヘヘヘ…」と、照れ笑いだったかどうだか…あっちこっちさんとSさん、肩を並べて、同じバンカーに近づいて行き、「(あっちこっちさんのボールの方が、ピンから遠いから)お先にどうぞ~」なんて、とても愛想良く言いながら、二人で、笑顔を交し合ったりもしたらしい。
…余談だが、Sさんは、このクロスバンカーからのショット、いつもの力で不覚にもまともにボールに当ててしまい、残り140ヤードくらいだったのを、7番アイアンで、しっかりグリーンにオンさせたらしい。
「やばっ!!」と思ったSさん。
「おぉ~、ナイス~!」と言う、あっちこっちさんの声を背中で聞きながら、7番アイアンを隠すようにして、その場から、そそくさと立ち去ったのだとか…。
後で、「さっきのバンカーからのショットは、何番(アイアン)で打ったの?」と、尋ねられても、「えぇ~、何番だったかな~?」と、はっきり答えなかったのは、言うまでも(書くまでも)無い。
それなりさんは、と言うと…。
Sさんのクロスバンカーからのスーパーショットには、目もくれず、本当のOLの友達につきっきり…。
ショートホールでは、何番で打てば良いかの指示も出してあげていたのだとか。
グリーン上では、本当のOLの友達のラインまで、キャディーさんに聞いてあげるなんてことも有ったらしい。
「キャディーさん、これフック?スライス?」って、いちいち尋ねるそれなりさんに、「ちょっとは、自分で考えてみたら!」「明らかに、どう見てもフックやろ!」などと、Sさんは、後半戦の中盤くらいから、心の中で、それなりさんに毒づき始めたのだった。
書き進める上で、とても励みになりました
この合コン話も、そろそろ終盤。
さて、Sさんは、ドカ~ンと爆発したのでしょうか??
続きをお楽しみに~