ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

「片手ずつ」行なう理由

2012年12月14日 | 『ゴルフスイング体操(R)』
スイング体操には、片腕ずつ動かせてみる体操が有ります。

ゴルフスイングの動作なのに、片腕ずつの練習をしていただいている理由については、2009年の11月に書いたブログを引用しておきます…。

ざっと読み流して下さいませ。

『右打ちの場合、スイングをしろという総指令は、左脳の前頭連合野から出される。
左脳の前頭連合野が、左脳の運動野に指令を出し、左脳の運動野が右半身に指令を出して、バックスイングが始まる。
トップの位置までは、身体の左サイドは右サイドの動きに連動するだけなので、右脳の前頭連合野や運動野は働かない。
トップからダウンスイングに切り替わる瞬間、脳梁の連結を通じて左脳の連合野から右脳の連合野に手足への指令権が移る。
切り返しからインパクトまでは、総指令を出す左脳前頭連合野から右脳の運動野への指令が出て、右脳の運動野から左半身へどう動くかの指令が出される。
このように考えると、左脳の前頭連合野の命令が強過ぎて、右脳の運動野が左半身をコントロールできないときや、左脳・運動野から右脳・運動野へのバトンタッチがスムーズに行われなかったときに、ミスショットが起きる。』

と書いてあった大井静雄さん(医学博士。脳神経外科)の『痛快!ゴルフ勉強法』を読んだたため。

身体を動かすには、身体に「動け」と指令を出す脳へのアプローチも、そりゃ、勿論、要るでしょうね…って思いませんか?…(^^ゞ

プロゴルファーが、「左が利くように…」と、左手で食事をしたり、「左が強くなるように…」と、左手でラケットを振ったりするのは、
裏返せば、左の「効きの悪さ」や、「弱さ」を自覚することが有るため…ではないでしょうか?

それと、よく使う右よりも、左の方が、肩甲骨周辺の筋肉が硬くなっている(可動域が狭くなっている)ために、動きにくい場合も有ると思うので、左右差を感じ取ったりして頂くためにも、
「片手ずつ」の体操も行なっていただいています。

*本日のブログは、「右利きの場合」で書きました。
「左利きの方、左打ちの方の場合」は、左右が、逆になります。

…そう言えば、この片手素振りを、レッスン受講中の方が、「眠狂四郎の“円月殺法”のようだ」とおっしゃったことで、『円月殺法素振り』なんて呼んでいたことが有りましたね…(^o^)

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