ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

何がなんでも…part2

2013年01月28日 | ゴルフ理論…私の見解
昨日書いた出力法2種。

いかがでしたでしょうか?

違いを感じ取って頂けましたでしょうか?

では、何故、肩甲骨を動きの起点とするような“持ち上げ方”をした方が、ダンベルと言うウエイトは、軽く感じられたのでしょうか?

それは、「主に働く筋肉の部位が、変わるから」…です。

深呼吸をするような方法で、胸を開き、肩甲骨が動けば、こういう部位に付着している筋肉が働きます。





対して、手先の力でウエイトを持ち上げようとすると、やはり、腕力が主に働きます。





そして、この「肩甲骨が動く“勢い”で、腕を挙げた方が、手に持ったダンベルは軽く感じられ、
手先の力で挙げようとすると、ダンベルは重く感じられる」のは、クラブも持った場合も同じです。

クラブを軽く感じた方が良いと言う事ではありませんが、
手先の力でクラブを振っていると、その重量は、常に肘や手首にかかってしまうことになり、
結果、スムーズな振りや動きができにくくなるばかりでなく、
肘や手首の故障にも繋がりやすくなるのではないか…と考えられると思います。

また、体幹に付着している大きな筋肉でなく、腕力が優位に働くようなスイングだと、動きが不安定になりやすいので、
その不安定さを解消するためには、
手先の力で振っている限り、
筋強化しかない…と言う事にもなります。

このあたりの“理屈”、ご理解頂けますでしょうか?

腕や手にかかるウエイトを、持ち上げるには、筋肉が要りますよね?

その重さを軽く感じるためには、どうすれば良いか?
…考えてみて下さい。

「筋肉を鍛える」のも一つの方法でしょう。

でも、昨日、書いたような、「肩甲骨が動く“勢い”で、ウエイトを持ち上げると軽く感じられるよ」と言う「動作改善や動作習得」も、もう一つの方法だとは思いませんか?

以前のブログで、私は、「アウターマッスル優位」とか「インナーマッスル優位」などの言葉を使いましたが…、

「筋肉を鍛える」方法が、「アウターマッスル優位」で、
「インナーマッスル優位」は、ま、それに対する「対義語」で、身体の深層部の筋肉も使って、全身の筋肉の繋がりを良くする…と言うようなイメージです。

(解剖学的には、アウターマッスルやインナーマッスルは正式な解剖用語ではないそうですが…)

この冬、「何がなんでも、肩甲骨から」にこだわって練習して頂こうとするのは、この「インナーマッスル優位」な動作習得を狙ってのことです。

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