ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

難しいレッスン?

2009年02月15日 | ゴルフ理論…私の見解
先日掲載した『バックスイングA』と『バックスイングB』、『フォロースルーA』と『フォロースルーB』の写真を、レッスンを受講中の方々に見比べて頂いた。
ほとんどの方が「こちらの方が良い」と、見破って(?)おられた。

それぞれの『A』と『B』。
股関節の動きは、さほど変えていない。
大きく違う所は、肩甲骨の動き。

レッスンを行うにあたって、股関節の動きは、アドレスの姿勢を作り、最初は左右五分五分であった重心配分を右脚に多くかけて行けば、大腿骨の特徴によって、骨盤は右にクルッと廻る。
このことを体感して頂ければ、その動きを習得して頂きやすい。
左側への回転も、左脚に重心を多くかけて行くことによって、大腿骨のところで骨盤は、クルッと廻る。
(添付写真の大腿骨と骨盤とのつなぎ目を参照して下さい。)
大腿骨の骨が丸くなって(大腿骨頭)、骨盤(寛骨臼)とかみ合っているので、重心をかけた方の脚側に骨盤はクルッと廻りやすい。

人間が本来持っている骨の特徴を、生かす。
筋力を使って身体(骨)を動かそうとするよりは、骨を動かすことによって筋力を働かせる。
重心を変えることによって身体を動かせる。
(↑これら手法は、古武術に少し似ているかも…)。

上記のようなことを練習して頂くことによって、股関節の動きは、比較的スムーズに行って頂ける。

これに対して、肩から腕にかけての動き(肩甲骨、上腕骨、尺骨、とう骨などの動かせ方)をレッスンして行くのは、正直に言って、とても難しい。

特に、「肩甲骨から先が腕」との感覚で、”腕を大きく振って頂くこと”のレッスンが難しい。
色んな方法を試したり、「”仮面ライダーのヘンシ~ン”のポーズは?」などと言ってみたりするものの…。

それぞれの『A』と『B』の写真を見比べて、「Aの方が良いのは分かるけど、Bになりがちだと思う」と言っておられた方もいらっしゃった。
確かにその通りで、Bになりがち。
分かっていても、見る目は有っても、なかなかAにはなりにくいかもしれない。
でも、AとBでは、スイングは根本的に違う。
だから、それをどうにかAに…。

『バックスイングA』と『フォロースルーA』をつなげたスイングにして行くレッスンは、実は、私にとっても大きな研究課題のひとつです。。。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ゴルフの役目?! | トップ | おさらい&クイズです »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。