最近、電気自動車(以下、EV)が話題になることが多く、個人的には道路自体が発電し、EVに直接給電出来ないものか夢想しているが、ドイツ人デザイナーChristian Forg氏が、道路の下に電気モーターを設置する『Speedway Transport System』構想を発表している。
これは道路の両側に電気を供給する電線を配置し電力を供給しつつ速度を制御し、リニアモーターの原理で推進力を得る点がポイントで、道路に平らな固定子(モーターの固定部分)を埋め込みリニアモーターの移動磁界と、導体であるEVが持つ逆磁界が反発することにより、EVがリニアモーターに沿って移動するというもの。
山梨のリニア実験線の映像などを思い起こすとかなり高速で移動できるのではないかと想像してしまうが、着想としてはユニークで実に面白い。特に高速道路をリニアで移動中は、バッテリーに充電する事も可能で、高速をおりてからは十分に充填された状態で走行する事が出来るのも利点の一つ。また、現在主流のガソリン車なども走行可能とする事で、EVが十分に普及するまでの過渡期にも対応できる。我が国でもリニア新幹線の構想があるが、この新幹線に並行してリニア高速道路を併設してEV専用道路として巡航速度200km超えで大型EVトラックが走行出来る「第3東名構想」など風呂敷は広げられる素地は十分にある。
リニアモーター自体、ヒトラー政権下のドイツで実証走行(1935年)しており、ヒトラー肝いりで整備されたアウトバーンが巨大なリニア網となる日もあながち夢ではないかも知れない。また道路だけでなく鉄道にも注目。13日の日経1面にベトナム政府がハノイとホーチミン1700kmをつなぐ南北鉄道に新幹線を導入する意向との記事が載ったが、同様に世界で鉄道インフラの整備が進められようとしている。
4兆円を越えるカルフォルニア高速鉄道、1兆7000億円規模のサンパウロとリオデジャネイロを結ぶ鉄道などで、昨今のモーダルシフトの流れもあり、今後の鉄道車両市場は2.3%のベースで成長し2020年頃には約14兆円4700億円規模に拡大するといわれている。今後のビジネスとして考えられるのは、フルターンキーのリニア鉄道とリニア高速道路の2つの高速交通システムを融合したリニア高速交通システムの展開が考えられる。
例えばシベリア鉄道をリニア化することでEU圏と北東アジアの物流を劇的に変化させる事ができ、また温暖化による北極海航路の通年航行が可能となれば海運・航空にも甚大な影響がおよび今後の貿易・物流の姿を大きく変える可能性がある。
世界的な交通インフラ整備を地政学的観点から捉える事により大きなビジネス・チャンスを得る事が出来るだろう
これは道路の両側に電気を供給する電線を配置し電力を供給しつつ速度を制御し、リニアモーターの原理で推進力を得る点がポイントで、道路に平らな固定子(モーターの固定部分)を埋め込みリニアモーターの移動磁界と、導体であるEVが持つ逆磁界が反発することにより、EVがリニアモーターに沿って移動するというもの。
山梨のリニア実験線の映像などを思い起こすとかなり高速で移動できるのではないかと想像してしまうが、着想としてはユニークで実に面白い。特に高速道路をリニアで移動中は、バッテリーに充電する事も可能で、高速をおりてからは十分に充填された状態で走行する事が出来るのも利点の一つ。また、現在主流のガソリン車なども走行可能とする事で、EVが十分に普及するまでの過渡期にも対応できる。我が国でもリニア新幹線の構想があるが、この新幹線に並行してリニア高速道路を併設してEV専用道路として巡航速度200km超えで大型EVトラックが走行出来る「第3東名構想」など風呂敷は広げられる素地は十分にある。
リニアモーター自体、ヒトラー政権下のドイツで実証走行(1935年)しており、ヒトラー肝いりで整備されたアウトバーンが巨大なリニア網となる日もあながち夢ではないかも知れない。また道路だけでなく鉄道にも注目。13日の日経1面にベトナム政府がハノイとホーチミン1700kmをつなぐ南北鉄道に新幹線を導入する意向との記事が載ったが、同様に世界で鉄道インフラの整備が進められようとしている。
4兆円を越えるカルフォルニア高速鉄道、1兆7000億円規模のサンパウロとリオデジャネイロを結ぶ鉄道などで、昨今のモーダルシフトの流れもあり、今後の鉄道車両市場は2.3%のベースで成長し2020年頃には約14兆円4700億円規模に拡大するといわれている。今後のビジネスとして考えられるのは、フルターンキーのリニア鉄道とリニア高速道路の2つの高速交通システムを融合したリニア高速交通システムの展開が考えられる。
例えばシベリア鉄道をリニア化することでEU圏と北東アジアの物流を劇的に変化させる事ができ、また温暖化による北極海航路の通年航行が可能となれば海運・航空にも甚大な影響がおよび今後の貿易・物流の姿を大きく変える可能性がある。
世界的な交通インフラ整備を地政学的観点から捉える事により大きなビジネス・チャンスを得る事が出来るだろう