阿部ブログ

日々思うこと

福島第一原発4号機の水素爆発 その間抜けな原因

2012年06月17日 | 日記
昨日、ある方からフクイチ・ヨン(福島第一原発第4号機)の水素爆発の原因を聞いた。

福島第一原発4号炉の水素爆発のナゾ」でも書いたが、4号機は炉心シュラウドの交換と言う大規模な保守整備の為に定期点検中で稼働していなかった。つまり炉心には燃料など一切入っておらず“空”だった。

ではフクイチ・ヨンの水素は何処から?
フクイチのベントは、外部へ排気する仕組みにはなっておらず、原子炉建屋内に環流させるものだった。実は3号機のベント配管は、4号機に導かれており、この配管が地震で4号機建屋内で配管が破れ、3号機の水素が4号機に流れ込み、何らかの原因で4号機の建屋内に溜まった水素に引火し爆発した。。。

報道されているように4号機は定期点検で、使用済み核燃料は建屋内のプールで冷却されていた。だが、炉心から取り出されてから4ヶ月しか経っておらず、使用済み核燃料はバリバリに発熱しており、しかも建屋内のプールに遮蔽されず冷却されている状態。そこで水素爆発。。。

話しは逸れるが、フクイチ・サンの爆発は、使用済み核燃料プールでの爆発だった。ご存じの通り3号機はMOX燃料を使用しており、結果広範囲にプルトニウムがまき散らされる事となり、強烈な爆発故、理論上は重く拡散しない筈のプルトニウムが首都圏にも飛来する事となり、東京、神奈川、千葉、埼玉など首都圏3000万人を被爆させる結果となっている。

さて、露出した使用済み核燃料は極めて危険であるとの米国専門家の指摘は、真摯に受け止め対応する必要がある。

しかしながら夢想するに~地獄からスターリンを呼んできて、東京電力の原子力OBを朝3時から4時の早朝にMKGBのように逮捕し、フクイチで死ぬまで強制労働させるべき。勿論、ご老体の中曽根さんにも労働願おう。

亡国の徒を安眠させてはならないが、この原子力政策の根源は昭和天皇だろう。昭和天皇は、潜在的核武装国である事を望まれ、それを臣下に命じている。通常戦力の整備、運用、維持管理には莫大な費用がかかる。経済的なのは核武装する事だが、昭和天皇は保留している。

日本にはウラン濃縮工場はあるし「もんじゅ」には軍事ユースのプルトニウムがある。そして六カ所村には再処理工場がある。
まあ、再処理工場やウラン濃縮工場は在日米軍の攻撃対象となっているので、要注意ですが~

結論としては、原子力は止めようと言う事です。女性と一緒で手に余る~


中印国境地帯「マクマホン・ライン」 と「 カシミール国境」

2012年06月17日 | 日記

今、インドと中国の国境地帯、所謂「マクマホンライン」で緊張が高まっている。
「マクマホン・ライン」は1914年のシムラ会議でイギリス、チベット間で決められた国境線で当時の清朝政府は批准していない。この為、現中国政府は違法であると主張しているが「マクマホン・ライン」は実質的な中印、そしてミャンマーの国境線である。

インド内務省によると、中国軍によるインド実効支配地域「アルナーチャル・プラデーシュ州」に対する侵犯は、2010年228回、2011年213回、2012年4月までに64回としている。また国防省も2010年1月以降500回を超える実効支配線への侵犯事件が発生しているとしている。
これを受けインド政府は、「アルナーチャル・プラデーシュ州」防衛の為に山岳師団を新たに2個師団創隊し配備する方針。これに応じて当然中国軍も増強されるだろう。

しかしながら、歴史的にこの地域は西蔵、即ちチベットの領土である。ブータンも含めこの地域はチベット仏教文化圏であり、将来的にはチベットを独立させ、この地域も含めてチベット政府に管理させインド=中国が直接国境を接しない緩衝地帯とするべきだ。

チベットはチベット!断じて中国ではない

インドと中国の国境線問題は、もう一つある。カシミール地域だ。ここカシミールではパキスタンを加わり3つどもえ状態で、かなり不穏な状況。
実はカシミール地域の国境問題は「マクマホン・ライン」が関係している。

1959年に中国軍のチベット進入に反対&抵抗するチベット民族による蜂起により動乱状態に陥った。これを契機に中国はヒマラヤ地帯の部隊を増強した結果、インド軍との間で軍事衝突が発生するようになり、緊張状態が続いていたが、1962年10月、中国軍はマクマホン・ラインを超えてへ侵攻してインド軍を破り、マクマホン・ライン一帯を占領。しかし冬がくる間に撤退しないと補給が続かない為、11月21日、一方的に停戦を宣言し、12月1日に撤退を開始した。
中印国境紛争とも中印戦争とも呼ばれる事件だが、中国軍撤退後は再度インド軍が進出して現状を回復している。

この国境紛争は中国軍優位の内に停戦となっている状況と、チベットを中国が実効支配してい状況も鑑みて、この時インド政府はカシミール地域のアクサンチン一帯を中国に譲渡している。

現在のカシミールは、第一次印パ戦争時の調停ラインが、現在のインド=パキスタン暫定国境線となっており、カシミールは、パキスタン実効支配地域のアーサード・カシミールと、インド実効支配地域シャンム・カシミール、そしてインドが中国に譲り渡したアクサンチンに3分割されている。
人為的にインドから切り離されたアクサンチン地域では反中国の抵抗運動が活発化しており、マクマホンライン同様に焦臭いことは間違いない。

繰り返しになるが、このマクマホン・ラインからカシミールに渡る一帯は新生チベット政府に管理させ、核保有国である中国、インド、パキスタン3国の国境紛争ネタを潰しておくことが重要。その為にもチベットを独立させる事が欠かせない。
ダライ・ラマ猊下も高齢であり、パンチェン・ラマの問題も含め、残された時間があまり無いように感ずる。

最後にちょっと脱線する。
この「マクマホン・ライン」地域には地球最後の秘境と呼ばれる「ヤルンツァンポ大屈曲部」が含まれる。この大屈曲部に巨大ダムを建設する計画が中国にはある。国家電網公司の送電網計画を見れば計画があるのは明らかだ。ここにダムを作れば四川大地震並の巨大地震が頻発する事となる。そうなれば四川省にある軍核施設はまた被害を被る事になる。