阿部ブログ

日々思うこと

表参道のスパゲッティミートソース専門店 『セント・ジュリアン』 美味しい昼食でした~

2012年08月01日 | 日記
昨日、JCBでの打合わせが終わったその足で、盟友・山口さんと「良さげなお店」と事前確認済みのお店に行った。この時12:20分を過ぎていた時刻で、表参道界隈なので、さぞや超混みかと思いきや、我々2人だけ~ラッキー! だって『王様のブランチ』のグルメコーナーで紹介されたお店との事で、人気沸騰と普通は考える。

お店は、地下1階にあり、店舗面積は約12坪とこじんまりとした感じで個人的には適度は広さで好感触。席数は、カウンター=7席、テーブル席=10席の合計17席。貸し切りでミニ・パーティーをやるには適度な広さだし、聞くとワインの持ち込みも「OK」との事。

さて、このお店の名前は、スパゲティミートソース専門店「St.Julian's(セント・ジュリアン)」。調べて見ると開店したのは今年5月。名前の由来は、マルタ島の都市セントジュリアンズと、親会社がある西之表市の雰囲気が似ていると社長が感じたことから名付けたみたい。
「IL Viandante d’Omotesando St Julian’s(表参道にある、農家がやる憩いの場」がコンセプト。

このセント・ジュリアンは、西田農産と言う会社が経営している。
西田農産は、鹿児島県西之表で安納芋やジャガイモ、タマネギ、ソラマメなどの農作物の生産、加工を手がける会社で、社長の乗浜誠二氏が、将来実現を目指すEC販売に先駆け、リアルな拠点として勇躍東京、しかも表参道に開業したのが「セント・ジュリアン」と言う訳である。

セント・ジュリアンのメニューは、スパゲティミートソースのみ。
ミートソースはトマトソースとデミグラスソースのいずれかを選ぶ。それと麺の量は4つから選択する。
因みに~、
Sサイズ(170g)700円
Mサイズ(250g)800円
Lサイズ(340g)900円
LLサイズ(420g)1000円

自分は、トマトソースでMサイズとした。山口さんは、デミグラスソースのやはりMサイズ。トッピングは「半熟卵」を二人とも選んだ。初めて「半熟卵」とトマトソースとスパゲッティを混ぜて食するが、これが「美味い」!
生パスタの麺も良いし、ソースも良い~いやー、満足満足。最近昼食を意図的に抜いていたので、格別の昼食となった。

さて、ウーロン茶も水も無くなり、いざ会計。
しかし、会計の時にお店の女の子が操作していたのは、何故か「iPad」! 

「へーっ、これ開発したの?このお店の為に??」

「いいえ、親会社がこの手のビジネスをしてるので、使わせてもらっているのです~」

確かに、この小さなお店には、普通のPOS端末は大きすぎる。
「iPad」ならコンパクトで操作性にも問題なくグッド。ちゃんとレシートも印刷される。
デジタルネイティブの彼女にとって、POS端末より、断然扱いやすいし、抵抗感は確実に無い。

しかし、この「iPad」を見て、社長の思いが感じられた。バーチャルなECサイトでのビジネスの前に、リアルな接客を伴うお店を経営すると言う事。。。ココで得られた経験、ノウハウは西田農産の今後のビジネスに確固たる基盤を据える事となるだろうと思った。

今度は、貸し切りでミニパーティでも開きたいものだ。

バルチック海運指数の下落 と 穀物高騰

2012年08月01日 | 日記
バルチック海運指数が下落を続けている。
7月9日に1162まで回復した指数は、その後下落を続けており、7月30日には915まで低下した。この下落は8月以降も続くだろう。

これはEU域内の経済不調で中国、日本などアジア地域からのEU域内輸出が減少している事が大きな要因。それと米国の穀物生産地が25年ぶりの干魃に見舞われており、大豆やトウモロコシなど穀物相場が高騰している。この影響で米国産トウモロコシの出荷量が減少している。

米国の中西部が記録的な熱波に襲われ相場は、40%以上上昇しており、この煽り受け大豆先物相場も過去最高値水準で推移している。これは小麦相場も同じ。

北朝鮮も干魃に襲われているが、高騰を続ける穀物市場から北朝鮮が食料を調達する事は、極めて難しい環境にある。現実的には中国からの支援を期待する他ないだろう。
北朝鮮の食料危機とウラン濃縮、そして核恫喝

このような状況下で、米国農務省が7月11日穀物・大豆に関する需給見通しを発表した。
農務省によれば、世界の穀物全体の生産量23億1404億万tとしている。穀物の消費量は世界で23億2776万tと予測されているので、生産量が消費量に足りない状況。

そんな中、意外な事に「とうもろこし」の生産量は、史上最高の見込みである。ただ主産国である米国が375.7百万tから、329.5百万トンへ下方修正。-12.3%の減産となる模様。
大豆も、やはり主要生産国の米国コーンベルトの高温乾燥により、87.2百万tから83.0百万tへ大幅減産で、-4.8%程度の減産となる。また中国の大豆輸入増加により、米国における大豆の期末在庫率が4.2%と空前の低水準となっている。

小麦については、EUや旧ソ連圏での凍害や、昨年秋から春にかけての干魃の影響を受け減産となる。消費量も前年度より減少。しかしながら米の生産は、「とうもろこし」と同様に、アジアでの増産の影響で史上最高となる。

さてバルチック海運指数の下落は、世界経済の重要な先行指標であるので、今後の下落状況については要注意である。

過去ブログもご参照下さい。

バルチィック・ドライ指数 (Baltic Dry Index) 12月から2月にかけて暴落~その後

北朝鮮の食料危機とウラン濃縮、そして核恫喝

2012年08月01日 | 日記
朝鮮半島が104年ぶりと言われる猛烈な大干ばつに襲われていると報道されている。
しかも台風の影響で農地も冠水するなど、北朝鮮の農業生産は更なる打撃を受けている。

北朝鮮の危機的な食料問題は、核問題を巡って北京で行われたアメリカと北朝鮮の直接協議において、北朝鮮側は、アメリカが穀物を含めた食糧支援をすれば、IAEAの監視官を核施設に受け入れ、ウラン濃縮を停止する用意があるとの見解を示している。

この北朝鮮の申し出には、米国から北朝鮮への食糧支援を巡って穀物ではなく、栄養価の高いビスケットやビタミン剤など24万トン分を支援するとの交渉を行っていた事による。しかし4月の長距離弾道ミサイル発射により米国による支援は頓挫した。

このような状況の中、7月21日、米国上院が北朝鮮に対する食糧支援の条件を厳格化する農業法改正案を可決している。この農業法改正案は、「平和のための食糧法」に基づく北朝鮮への緊急食糧支援を禁止する内容であり、北朝鮮には致命的に影響がある法案だ。
この改正案はケリー上院外交委員長(民主党)と共和党の重鎮ルーガー上院議員が発議したもので、上院では賛成59票、反対40票で可決された。この法案が、もし下院を通過すれば5年の時限立法なので2017年まで適用される事となる。

この状況の中、金正恩総秘書(総書記とは日本のメディアが勝手に付けた職名で、正しくは総秘書(チョンビソ)が正しい)は、韓国に核恫喝により食料を提供させよ、と指示下とも言われるが、北朝鮮の食料問題の抜本的解決にはならず、大量の餓死者が出るのは避けがたい。北朝鮮の人口は従来言われていた2200万人ではなく、実は1800万人程度であるので、人口がどこまで低下するか注視が必要だ。

しかし、北朝鮮で餓死者がもっとも多く発生した1996年から98年の期間の内、98年には国際支援による食料供給が行われたが、この食料支援で一番最初に復活したのは、崩壊寸前であった社会安全部の末端組織がだと言う。
脱北者によれば「98年の食料支援が無ければ弾圧機関の末端組織が崩壊しただろう」と証言している。要するに余計な事をしてくれたと言うことらしい。

さて今回の北朝鮮の食料危機はどのように推移するのか?