阿部ブログ

日々思うこと

地中海派遣のロシア太平洋艦隊が、明日24日、ウラジオに帰還

2013年12月23日 | 雑感
ロシア太平洋艦隊の地中海派遣艦隊は、いよいよ明日24日、母港ウラジオストックに帰還する。

帰還するのは、アドミラル・パンテレーエフ、アドミラル・ネヴェリスコイ、ペレスウェート、フォーチィ・クリロフ、ペチェンガ。ロシア太平洋艦隊は、3月19日にウラジオを出航して約9ヶ月間の任務を無事終了する事となる。
太平洋艦隊は、シンガポール、スリランカのコロンボ、イランのバンダレ・アッバース港、オマーンのサラーラ港、エジプトのサファガ港、キプロスのリマソル港に寄港し、ロシア黒海艦隊の根拠地ノヴォロシースク港へも寄港しを行なった。特にアドミラル・パンテレーエフは6月から9月までロシア地中海派遣艦隊の旗艦を努めるなど、太平洋艦隊の存在を知らしめ、外洋艦隊としての練度を高めるよい機会となった事だろう。

ロシアが地中海艦隊を編成する意向
ロシア太平洋艦隊がイラン寄港、地中海へ移動する
ロシア海軍がシリア情勢を睨み東地中海で演習予定
ロシア海軍がいよいよ黒海&東地中海域で軍事演習を開始

現在、太平洋艦隊からは巡洋艦ワリャーグが派遣されているが、太平洋艦隊の後は、北方艦隊が地中海に移動している。
ロシア北方艦隊は、12月17日、空母アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフを旗艦として、アドミラル・レフチェンコ、揚陸艦オレネゴルスキー・ゴルニャク、その他の補助艦船で構成される空母機動部隊。

ロシアは今後も地中海に海軍艦船を派遣する意向だが、SS-26配備にしても、最新鋭の軍装備で充実しつつあるロシア軍の存在感は否応なしに高まっている。特に、空軍は今後10年で4.5兆ルーブルを投じ、2020年までに機体の70%に当たる1600機を新型に換装する方針。開発が遅れているF-35の対抗機であるスホイT-50の開発、スホイSu-34、Su-30M2/SMなどの戦闘/爆撃機の第一線配備は、ロシア空軍の面目を一新させるだろう。
またシリアで話題になったS-300より高性能のS-400(SA-21)防空ミサイル・システム&弾道ミサイル迎撃ミサイルシステムが既に国内導入され、次世代のS-500の開発も進んでいる。と言うわけでロシア軍の開発動向には注目、特にテスラ型の非通常兵器には。

最後に、多極化する世界の鳥羽口に立つ状況において、ロシアのみならず周辺国の軍事装備の新鋭化は大いに気に掛かるところ。ここは米国に頼らずにパワーバランスを保つ長期戦略が望まれるが、自衛隊の装備調達を見ると、残念ながらまた太平洋戦争をするようにしか思えない。。。
中国のGPSシステムが北東アジアで稼働したが、これで巡航ミサイル攻撃が出来る。日本に対しては原発稼働後の変電所施設を一斉に攻撃すると、第二の福島が生まれる事となるので脅しやすい。中国が狙うのは敦賀・若狭に蝟集する原発群と関西へ伸びる送電線と変電所。変電所を丁寧に50カ所、100カ所とミサイル攻撃で潰していけば、関西は程なく機能停止となる。
中国共産党が国内統治に失敗すると、必ずや外に出てくるので、中国版GPSの北斗を無効化する必要があるが、この手の装備も必要なのであります。F35より優先度高いと思いますが。