阿部ブログ

日々思うこと

全国水平社の碑~京都市美術館別館入り口左の樹木群脇にある~

2014年07月22日 | 雑感
今日、京都市美術館別館に日本写真家協会(JPS)展を鑑賞しに出張った。作品は内閣総理大臣賞を含めゴミだ。セコイが入館料700円返せ~という所か・・・まあ、南禅寺界隈を散策できたので、まあ良いか~。
さて、京都美術館別館の入り口左側の樹木に隠れてはいるが、全国の碑が屹立している。
しかし陸軍中野学校の碑と同じで分かりにくいぞ!

                

碑文はこうだ↓  

『建立の辞
大正十一年三月三日、全国から三千人の大衆が、この地、京都市岡崎旧公会堂に集い、歴史的な全国創立大会を開いた。
永い間の差別と屈辱の鉄鎖をみずからの力と団結によって解き放とうとする大衆はここに蹶起した。
人間の自由と平等を求めてやまないこの炬火はついに燎原の炎となって燃えあがっていった。
はかくして生まれた
人の世に熱あれ、人間に光あれ

と結ばれたこの創立宣言は、日本の近代民主化に黎明をもたらす最初の人間宣言の栄誉を担うものとなった。
それはこの宣言が単に解放のみならず、すべての人間の解放を目指す普遍的な原理に根ざしているからである。
このようにして生まれた解放運動は、幾多の試練と苦難を克服して、今もなお発展継承されている。
本日、ここに創立六十周年を記念して永く先人の偉業をたたえるとともに、国民的課題として差別を解消する決意を表わすため、この碑を建立するものである。
昭和五十七年三月三日 京都市』

今日、東京は梅雨明け宣言がなされたが、真の差別解放の宣言は何時来ることか。