阿部ブログ

日々思うこと

韓国経済が不調だ

2012年09月04日 | 日記
韓国経済が不調だ。

韓国銀行と統計庁の発表によると、韓国の昨年の貿易依存度が過去最高となる110.3%に達したことしている。
貿易依存度が100%を上回るのは2010年に続き2年連続。
明らかに韓国の貿易依存度は異常だ。早急に是正が必要だが、対処は難しいだろう。国内需要が無い状況では貿易に依存せざる負えない。

特に最近の世界経済の景況悪化が、韓国経済を直撃している。貿易依存度が高い経済構造は、対外的要因の影響を受けやすいのだ。韓国は、EUの財政危機や米国景気回復の遅れと中国の経済成長率鈍化により世界の貿易量が低下し続けている影響をもろに受けている形となっている。

この影響で韓国のGDP第2四半期(4~6月)の伸び率が2.4%と33カ月ぶりに最低値を記録している。あるシンクタンカーに聞くと、彼は韓国の今年のGDP伸び率展望値は、2.9%と予測している。

特に気になるのが、韓国の家計債務は増加だ。昨年の数字だが家計債務が可処分所得に占める割合は164%に達している。この家計債務が、輸出依存度の低下を阻害する大きな要因となっているのは見過ごせない。
韓国中央銀行によると、2012年1~6月期の消費成長率が1.4%と言う低率に低迷したのは、過剰な家計債務が原因だと分析している。

家庭債務悪化の影響は、比較的自己資本が充実していると言われる銀行の破綻となって現れている。
既に、釜山貯蓄銀行、チェイル貯蓄銀行、第一2貯蓄銀行、プライム相互貯蓄銀行、トマト貯蓄銀行、パランセ貯蓄銀行が破綻しており、今後も銀行の破綻連鎖が懸念される。

経済が不調となり民心が動揺すると、反日傾向を高めガス抜きする韓国政府だが、今回の世界経済クライシスは韓国経済を壊滅させる可能性を否定出来ない。

韓国経済の状況を注視する必要がある。

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