記事にするのを忘れていたが、実はメインマシンの電源ユニットを交換した。
WindowsXPのころからなので、もう10年近くになる。
「電源って、ダメになるのかよ」と思っている方、実は電源は消耗品なのである。
電源のどこがダメになるのか。
それは「コンデンサー」である。
詳しいことはググってもらうとして、コンデンサーの内部が経年劣化するのだ。
これは一種の化学変化なので、使っていても使っていなくとも劣化する。
粗悪な物を使っていると寿命が短いし、逆に良いコンデンサーを使っていると、電源が安定して長持ちする。
電源の宣伝文句に「100%日本製105℃コンデンサー使用」と書いてあるのは、このためである。
一般的にパソコンで消耗品と呼ばれているのは、
電源
HDD、光学ドライブなどのモーター、ヘッドなど可動部品を使用しているもの
バッテリー(ノートPC)
CMOS記憶用電池(主にBIOS設定記憶、時計機能など)
である。
CPU、メモリーなどは、よほど無茶な使い方をしない限り、かなり寿命が長い。
なぜ、調子が悪くもないのに買い換えるのか。
人間には「沈黙の臓器」と呼ばれているものがある。
膵臓などである。
電源も、調子が悪い、という兆候が見つけずらい。
しかし、いったん調子が悪くなると、「ときどき」パソコンが立ち上がらなくなったり、「たまに」HDDの読み書き
が遅くなったり、「いったいどこが悪いんだ」という謎の不具合が発生するのだ。
たちの悪い不具合である。
パソコンは車と同じで、立ち上げ時に一番電力を消費する。
通常は正常に動作していても、電源がへたると、立ち上げ時の瞬発力がなくなる場合があるのだ。
連続稼働状態のサーバーを、点検のためシャットダウンして再起動させたら立ち上がらなかった、と
いう場合、電源が原因の場合が多いのだ。
この原因不明(本当は電源)の不具合で、パソコンを買い換える人がけっこういる。
「まあ、古いからな」と自分を納得させてね。まあ、大筋では間違っていないんだが・・・
しかし、「パソコンの調子が悪いので、直してもらうか」あるいは「買い換えるか」
というのは、メーカー、修理業者からみれば、けっこうおいしい作業なのだ。
なぜなら、Windowsマシンはネジ穴のサイズから、その位置、個数、コネクタの種類、その個数まで
規格で決まっており、プラスドライバー1本で、どのメーカーの電源も取り付ける
ことができるのだ。
だいたい10分くらいでね。
だから、電源ユニット交換で2~3万円くらいになれば、俺でもやりたいくらいだ(笑)。
さて、どれに換えるか。
今までは750Wだったから、1KWにするか・・・
いや、無駄に使わないのに大きい容量にする必要はないな。
だったら、同じ750Wでいいか。
これに決めた。
玄人志向。
聞き慣れない名前かもしれないが、バッファローの社内ブランドだ。製品は、間違いない。
しかし名前が示すとおり、説明書が入っていない。初心者には、ちょっとハードルが高い。
その代わり、取説なし、簡易包装で値段を抑えている。
Gold認証というのは、変換効率が90%以上である、ということだ。
100の入力に対し、出力が90、熱が10ということである。
取り外した古い電源ユニット見てびっくり、500Wだったのかよ。
まあ、ちょうどよかったな。
古い電源ユニットは、たばこのヤニで真っ黒なので、写真は自粛(笑)。
おまけ
ブラックサンダーを食べた後、タリーズコーヒーの微糖アイスコーヒーを飲むと・・・ビールの味がする。
一口、二口くらいね。
別に、試さなくともいいよ。