小豆は、私の娘と言う存在で、
私にしか懐かない子だった。
沢山居る猫の中でも、
小豆の存在は特別だった。
1日くらい夜遊びしたとしても、
こんなに長い日数居ない事はなかった。
あの子が生まれて、野良ちゃんで
あまりの可愛さにお家にいれてから
ずっと一緒だった。
本当にたくさん思い出があって
昔のブログを見ていたら
居ないなんて、居ないなんて…
小豆がもうのこの世に居ないなんて
本当に信じられない。
何を見ても思い出す。
私の生活の中に小豆はいた。
必ず一緒に寝てた。
私の布団の上にいる、あの重み。
あの重みがなくて、匂いの残る
毛布に顔を埋めて泣くしか出来ない。
今はこの寂しさをどうにも出来ない。
私は2回も流産し悲しかったけど
小豆がいて慰められた。
なのにもういない。この世にいない。
この世ではもう会えない。
小豆。あーちゃん。じゅきちゃん。
じゅーちゃん、あず。沢山の名前。
あなたはお母さんのいのち。
あぁ身が引き千切られそうだ。
小豆の事故は、たぶんこうだ。
足に切り傷があったけど、
他に外傷はなかった。
亡くなったのは15日で、夜か明方かと思う。
何故なら、小豆の身体はとても
きれいだったから。
眠ってるようにしか見えなかった。
倒れているのを見つけた時の
あれは辛すぎて思い出したくないが
きれいでちっとも汚れてなかった。
少し草が付いてるくらいで、
抱き上げたら硬直してたけど、
耳とか柔らかった。
匂いもなかった。
この手触り。命が絶たれても
この存在。愛しい存在。匂いも小豆。
多分、足に怪我をして、じっと
うずくまってて帰って来れなかったのだ。
そして帰ろうとして家に向かったけど、
足を怪我してたから、ぴょこぴょこと
道路を横断したら、いつもの俊敏さが
無かったのか、
轢かれてしまったではないか…
カラスが多いところだけど、
何からも突かれたりもしてなく
とてもきれいで見つけてあげられたこと。
これは良かった事なんだと思う。
でも、やっぱり後悔だ。
もっと探していれば良かった。
ちゃんともっと探せば良かった。
足怪我してたなんて。。
痛かったよね。
でも近くに居たんだね。
お母さんの呼ぶ声聞こえたよね。
帰りたかっただろうに…
ごめんね。小豆。
愛しい小豆。
小さい頃の小豆の写真
小豆は、本当に可愛い子だった。
いつも一緒に寝ていたから、
夜が悲しい。夜になると
涙が出てきて仕方がない。
恋しくて…恋しくてたまらなく悲しい。
あーちゃん。
腕枕してたね。
いつも蜜月(みちゅげちゅ)
してくれてたよね。
あーちゃん。じゅーちゃん。
泣いても、泣いても
涙が出てきて困る。辛くて困る。
小豆には、なむあみだぶだよって
教えてたから、きっと絶対に
阿弥陀さまのところにいるね。
阿弥陀さまがちゃんと小豆のこと
迎えに来たよね。お地蔵さまにも
お願いしてたから、きっとお地蔵さまも
お迎えに来てくれたと思う。
お父ちゃん(旦那)が「お母ちゃんに
お葬式してもらって小豆は間違いなく
極楽に行ったよ」と慰めてくれた。
小豆は誰にも懐かなかったけど、
お父ちゃんだけは、すぐに大好きに
なったよね。私が修行中は、お父ちゃんが
居てくれたし、小豆。幸せだったよね。
ペット火葬をお願いして、
焼かれた小豆の骨は、病気とか衰弱ではなく
元気な骨だと教えてくれた。
やはり、交通事故なんだ。
あの道。あの道路。
小豆や猫が通るから、私は車で通る時には、
なるべく速度を落とすんだけど、
一方通行だからか凄い勢いで
走る車もいて怖いのよね。
近所の猫も轢かれてなくなってるから…
でももう二度と、あの場所で
交通事故なんて起きないで欲しい。
花を手向け、塩で清めてきた。
もう二度と交通事故なんて
起きませんように。
そして、ペット火葬の方から聞いた
私にはせめてもの救いの言葉。
頚椎を損傷したから苦しまなかった…と。
小豆の顔は、口は血だらけだったけど
目は、目は苦しんで無かった。
あぁ。辛いのに、なんだって私は
こうも書いてしまうのか。
いつだって書いてしまう。
あの子の死。夜の暗闇。長い夜。
悲しみの海。果てしない悲しみ。
だけど、それもまた薄らいで行くのかと
思うと、それもまた悲しい。
いつか、小豆の魂とは会えると…
絶対に会えると信じてる。
阿弥陀さまの元で、お母ちゃんのこと、
見守っていてね。小豆。
お母ちゃんは頑張って生きるよ。