別冊宝石で読んだときは、あまりのインチキさに呆れたけれど、新訳はどうか。
そういえば新樹社の版は読んでいなかったなあ。
冒頭の支離滅裂なラブコメを無視して、殺人予告の手紙が登場するところまで我慢すれば、
そこから以降は意外にミステリしています。悪かった。
各章のエピソードがドラマティカルに構成されていたり、
手がかりの小道具が視覚的なモノだったり、、
いくつかの視点を交替させる展開などは、やはり映像化を念頭にか書かれているからでしょうか。
HM卿の描写も名探偵風で、おバカな科白はあるものの、スラップスティックな行動は謹んでいますね。
あと、またも出てきたH・G・ウェルズ。SFっぽいネタになるとやり玉にあがるんですな。
このケンカップルは、その後の傑作「連続殺人事件」「爬虫類館の殺人」へのジャンプボードと思いたい。
そういえば新樹社の版は読んでいなかったなあ。
冒頭の支離滅裂なラブコメを無視して、殺人予告の手紙が登場するところまで我慢すれば、
そこから以降は意外にミステリしています。悪かった。
各章のエピソードがドラマティカルに構成されていたり、
手がかりの小道具が視覚的なモノだったり、、
いくつかの視点を交替させる展開などは、やはり映像化を念頭にか書かれているからでしょうか。
HM卿の描写も名探偵風で、おバカな科白はあるものの、スラップスティックな行動は謹んでいますね。
あと、またも出てきたH・G・ウェルズ。SFっぽいネタになるとやり玉にあがるんですな。
このケンカップルは、その後の傑作「連続殺人事件」「爬虫類館の殺人」へのジャンプボードと思いたい。
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