
いやもう40年以上ぶりぐらいに読んで感無量。
あのころはウブな中学生だったよなあ・・・
そして一番の驚きは、メイルジャア、じゃない!
だれだよ、マリーガーって。
アクセントは「リ」にあるんだろうか。(ある、と解説に)
カー研究もその頃から比べるとすごくすすんできて、
中島河太郎の通り一遍の解説ではなく、
深いところまで突っ込んだ解説になっているようです。
解説を読んで納得。「妖精女王」が引用元だったとは。
バンコランシリーズも3冊目となり、
「夜歩く」「絞首台の秘密」で登場したような「人狼」「絞首人ジャック・ケッチ」という、
人に言わせれば子どもだましのようなレッドヘリングをやめて、
犯人が「犯行」を目撃する、というミステリに寄った作品になっています。
が、後年のように「ここが謎だ」という
プロット上のハッタリポイントが見られないのは、
カー自身が作中トリックに重きを置いていないことを示唆しています。
どちらかと言うと、二人(三人)の男の愛憎劇を書きたかったからでは?
ストーリーが直線的なので、伏線を重層的に配するテクニックを駆使した
次作の「蝋人形館の殺人」と比べると、お話がちょっと薄っぺらく感じます。
あのころはウブな中学生だったよなあ・・・
そして一番の驚きは、メイルジャア、じゃない!
だれだよ、マリーガーって。
アクセントは「リ」にあるんだろうか。(ある、と解説に)
カー研究もその頃から比べるとすごくすすんできて、
中島河太郎の通り一遍の解説ではなく、
深いところまで突っ込んだ解説になっているようです。
解説を読んで納得。「妖精女王」が引用元だったとは。
バンコランシリーズも3冊目となり、
「夜歩く」「絞首台の秘密」で登場したような「人狼」「絞首人ジャック・ケッチ」という、
人に言わせれば子どもだましのようなレッドヘリングをやめて、
犯人が「犯行」を目撃する、というミステリに寄った作品になっています。
が、後年のように「ここが謎だ」という
プロット上のハッタリポイントが見られないのは、
カー自身が作中トリックに重きを置いていないことを示唆しています。
どちらかと言うと、二人(三人)の男の愛憎劇を書きたかったからでは?
ストーリーが直線的なので、伏線を重層的に配するテクニックを駆使した
次作の「蝋人形館の殺人」と比べると、お話がちょっと薄っぺらく感じます。
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