風とカモメの街に暮らして

海外生活、20年、シニアの生活を綴っています。                   

昨日の新聞の一面記事は?

2016-06-05 17:50:53 | 日記
久しぶりに新聞のコーナーに行き、新聞の見出しを見た。



いくつかの新聞の、一面記事は、モハメッドアリの死亡に、まつわる記事、そして、北海道で、1週間、行方不明になっていた、7歳の少年の記事だ。

こちらでは、12歳以下の子供を一人にしておいてはいけないという法律があると、聞いたことがある。
学校にも、親が車で送り迎えするのが、当たり前になっている。
ちょっと、日本人の私たちから見たら、過保護かなと思えるくらいだけど。

日本のように、子供たちだけで、集団登校というのもない。

それが、この事件では、親が、わが子の躾のために、7歳の子供を、山奥におきざりにしたという。
イギリス人からしたら、「考えられない」と言う意見が殆どで、このようなニュースが、海外でも、一面記事に、載ることとなった。

実は、私は、若いころ、北海道を旅したことがある。
浜頓別という所では、同じユースホステルに止まっていた大学生の女の子が、一緒にサイクリングしようというので、自転車を借りて
出かけた。
彼女は、体育会系で、鍛えてる。

私は、遅れを取る一方。(;´Д`)
とても、彼女の自転車には、追いつけない。

それでも、必死で自転車を、こいでいた。
森の中で、人っ子一人いない。
ふと見ると、立て札があった。
「危険!このあたりは、熊が出没します!」と書いてある。(;゜Д゜)
「どないしよ~? 引きかえそか?」と思ったけど、それにしても、距離がありすぎる。

上り坂になってきたので、ますます、自転車をこぐのが、つらくなってきた。
恐怖で、震えてくる。汗も、だらだら、こいでも、こいでも、進まない。
ようやく、ユースホステルに辿り着いた時、一緒に、自転車に乗ってサイクリングした女の子は涼しげな顔をして、とっくの昔に
着いていた。

話は、それたが、この少年、どんなに、怖かっただろうか?
北海道の森は、熊に出くわす危険が多いと聞く。
幸い、私は、出くわさなかったが。
地元の人たちから「寝たふりをしても、だめだ」と聞いていただけに、北海道の森を、小さな少年が一人で、
1週間も、サバイバルしたというのは、驚きだ。
そして、助けられた時は、このような笑顔まで見せている。

信じられない親だけど、この子が、たくましい子になることを願う。

 










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