風とカモメの街に暮らして

海外生活、20年、シニアの生活を綴っています。                   

ひしひしと感じる孤独と老後の不安

2022-05-22 21:38:52 | コロナ禍での日本帰国

いつものように、日本からイギリスに帰る時は、本当に大変だ。
何が一番大変かというと、冷蔵庫の中のものを処分して、冷蔵庫を綺麗にして帰ること。
食べ物は、どうしても少しずつ、残ってくる。調味料も含めて。
1週間前から、なるべく食べ物は買わないようにしていたが、最後にこれを食べておきたいと思うもの等を買ってしまうと、それを食べてしまわないと、という気持ちばかり先立って、本当にお腹が空いて食べたいものを食べれなくて、今日は、この献立にして、これを食べてしまわないとと言う義務感になってしまって、食べることを楽しめなくなってしまう。

85歳の近所のKさんに残った食材をもらってもらったり、昨日は中学時代からの親友、E子がパートナーと一緒に車でやってきた。
E子に、たくさんのいろいろな残り物を持って帰ってもらった。
それでも、まだ冷蔵庫には最後まで、置いてあるものが残ってきてる。
K子さんは、快く、もらってくれる。
私には、やっぱり少し残っているだけでも、捨てるということが、食べ物を粗末にすることなので、うしろめたさを感じて、なかなか捨てることが出来ない。
残ったご飯などは、裏のバラ園に、やってくる雀などの小鳥たちが食べに来るのであげてる。
その鳥たちを見るのも楽しみだから。

膝の痛みもまだ続いてる。歩けることは歩けるけど、飛行機の乗り換えの時のタラップを、重いパソコンの入ったキャリーバッグを下げて持って上がれるか不安だ。
行きしな(来るとき)は、親切な若い男子が手伝ってくれた(タラップの上まで持って上がってくれた)帰りはどうだろう? 誰か助けてくれる人いるかな?

今日は、午後2時過ぎまでかかって片付けを終えた。
部屋の掃除は、ほぼ済ませておいたけど、洗濯機のカバー、そしてさらに、洗濯機のカバーの上から段ボールでカバーして(でないと、また強烈な光にさらされて、洗濯機の蓋がボロボロになるだろう)洗濯置き場の準備。物干竿も家の中に取り込んだ。でないと、埃まみれになる。
布団を少しだけ干して、押し入れに入れる作業。1階から2階に何度も往復した。

冷蔵庫の中の片づけは、本当にいつものことではあるけど、とても大変な作業だ。
家族がいたら、とつくづく思う。
親しい友人も近くにはいないけど、今年は帰るギリギリに親友のE子がやって来たので助かった。
そして、水道の元栓を閉じて、水道代も、昨日、支払って栓はそのままにしてもらっておいて、自分で元栓を閉める。
ガス屋の一時休栓も、今日手続きした。
最後の家の一つ一つにお礼を言って、仏壇の扉を閉めて、さよなら。
誰も家族もいないのに、何だか家を去るのが、ちょっぴり淋しい。
特に改装した部屋や、台所に置いたピアノ(母に中学2年の時に買ってもらったピアノ)が気に入っていて、名残り惜しかった。

それでも、きれいに片付けて家を出てホテルに着いたときは、やっとくつろぐことが出来た。







お昼は食べていない。食べるどころではなかったし、食べる気にもなれなかった。
ホテルに着いて、午後4時、お腹すいた。
以前あった、蕎麦屋さんは、PCR検査センターになっていた。

りんくうシークル(ショッピングモール)のラーメン屋さんに入って、とんこつ味噌ラーメンを食べました。久々に食べるラーメン、美味しかったです!!

明日は朝食付きのプランだけど朝食食べてる暇ないなあ~
残念!このホテルの朝食は、54階のパノラマビューの景色が見れるのに、1回だけ夫と一緒に泊って、その景色のすばらしさに、そしてバイキングの朝食の豪華さに、驚いていた。

しかし、これで、遠回りせずに、いつも通りの時間で帰れたらよかったのに。
お尻が痛くなるのは確実だし、眠れるかどうか?
エコノミーの席が来るときみたいに空いてたら、席を替えてもらえるんだけど。

無事帰れますように。
今回は、友人達にも何人か会えたし、用事を済ませることも出来た。
でも、昨日、歯のフィリングが突然取れてしまった、
それに金曜日、歯科衛生士の歯のお掃除をしてもらったとき、穴が開いてるから治療した方が良いと言われた。歯科医は、まだ治療しなくて大丈夫と言ってたのに。
イギリスで治療することになるから、また保険きかないから、高くつくなあ~
とにかく、腰痛などの苦痛をそれほど感じずに、無事に帰れますように。

そして、友人や、知り合いや、いろんな人々に感謝!
日本に帰ってきて、やっぱり本当に良かった。そんな風に思える帰国でした。
それでも、やっぱり、家族とのふれあいがないのは、淋しいですね。
これも運命と諦めていますが。
そして、どんどん年老いていくので、いつまで行ったり来たり出来るかと言う不安を限りなく感じてしまいます。

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