日本に居る間は、殆ど、淋しいクリスマスイブを迎えていたような気がします。
一人ぼっちで過ごしたクリスマスイブ、職場の近くでランチをしようとしたクリスマスイブの日、イタリアンレストランに入ろうとしたところ、若い男性に声をかけられ、「一緒に、ランチしませんか?奢りますから」と言われ、一緒にランチしたことを思い出します。
彼もきっと、淋しかったのでしょうね?クリスマスイブを一人で過ごすのが。
そして、今も忘れられないクリスマスイブの思い出があります。
貧しい我が家、クリスマスイブも7歳になる息子だけ、でも、その夜は、母が泊まりに来てくれました。
いつもは暗い玄関に、その夜は、灯りがともっていて、何とも暖かい気持ちになったこと。
あの時、あの光景を、「一生忘れることがないだろう」と思った通り、今も昨日のことのように、あの光景が、よみがえってきます。
母の持ってきてくれた苺と生クリームののったクリスマスケーキ、クリスマスケーキは高くて、私には、とても買えませんでした。
私は、鶏肉屋さんで、出来合いのローストチキン(レッグだけ)を買って帰ったこと。
その日は、仕事が終わってから買い物をして帰る途中、いろいろ、トラブルに巻き込まれたこと、家に辿り着いて、ほっとしたこと、いろんな思い出が、駆け巡ります。
派遣で働いていた、大手会社の職場。素敵な男性は全て、妻帯者。
一人の美しい若い女性は、クリスマスイブに、「一人だから」と言って、もう一人の女の子を誘った。そして、その女の子の目の前で、彼氏を連れてきて、彼氏のいない彼女の方は、みじめな思いをしたと言ってたこと。
私も彼女も淋しい思いは同じだったので、お互い慰め合ったこと。
クリスマスイブには、いろんな思い出があります。
淋しい思い、悲しい思い、ワクワクする思い、とりわけ、子供の頃はワクワクしたものですが。
そして、イギリスのクリスマスは、とても静かです。雨が多くて、暗くて。
恋人と一緒に過ごすクリスマスイブではなくて、家族で過ごすクリスマスです。
ディズニーランドも、USJもありません。ただ、ローストフードを作って、Queenのスピーチを聞いて、Muwled wine(シナモンやオレンジなど、スパイスを入れた暖かいワイン)を飲んで。
今年のスピーチはQueenではなく、Kingになりますが。
友人達に、Lineで、去年のクリスマスの動画を送りました。
https://www.youtube.com/watch?v=HbewPGGbyYo
やはり、一番大好きなクリスマスの曲は、山下達郎さんのクリスマスイブです。
Yamashita Tatsuro - Christmas Eve (English Version + Lyrics)
https://www.youtube.com/watch?v=wYQFvur_wns
2011年の10月か11月に日本に帰った時、関西エアポートから旅立つ前、関空の近くのショッピングモールの観覧車のそばで、クリスマスソングが流れていました。
Natking Coleの歌だったと思います。
すごくセンチメンタルな気持ちになりました。
母を残して、こちらに帰ってくることが、後ろ髪を引かれるような思いで、胸が張り裂けそうな気持になったことを、思い出します。
そして、1か月もしないうちに、母が、末期の癌と言うことを母のかかりつけ医から聞いて、12月には、トンボ帰りで、日本に、戻って行ったことを思い出します。
その翌年の7月に母は亡くなりました。今も切なくなります。
私のことを世界で一番、愛してくれたお母さん。。会いたいよ。
Natking Coleのクリスマスソングを聞くと、いつも、切ない気持ちになります。
後ろ髪を引かれるような思いをしたこと、グリーンのライトに覆われたあの、Wheel(観覧車)とともに、クリスマスの曲を聴くと思い出します。
Nat King Cole - "The Christmas Song" (1961)
https://www.youtube.com/watch?v=hwacxSnc4tI
今夜は、トンカツにしました。ブライトンに行く予定が、酷いお天気だったので、行くのをやめて、家で過ごしました。みそ汁はインスタントのに、ネギを加えました。
トンカツは、フィレ肉を使うと柔らかく食べやすいです。
そして、私は、トンカツの時に食べるキャベツが大好き。大量にキャベツを食べてしまいます。
キャベツの千切りにするのは夫の役目です。
暇があったので、バナナケーキを焼きました。レモン汁を、たっぷり入れて、しっとりした美味しいケーキになりました。色も綺麗な薄い黄色に焼きあがりました。
皆さまからのコメントをお待ちしております。
また、プライベートメッセージや、お問合せは、左上のメッセージをクリックしてください。
プライベートメッセージは、サイトには表示されません。
にほんブログ村
気になりますね?
私は、こちらに来てから(2003年の秋)ずっと親のことが気になって仕方ありませんでした。私がこちらに来てから両親ともども、急に病気になり、2004年から、ずっと日本に行ったり来たりの生活でした。
半年くらい日本、そして半年、イギリスと言うような生活が続きました。2005年に父が亡くなり、2012年に母が亡くなり、その間、遠距離介護で、行ったり来たりの生活は本当に大変でした。
でも母がいなくなった今、自分のことを一番、考えてくれるのは親しかいないなあ~と思います。
うちの夫は幸い、和食が好きで助かります。
他の人の話を聞いてみると、和食が嫌いな人もいるみたいだし、別々の食事を作るのって面倒ですよね。
私も母を置いてこちらで働いていますのでお気持ちがすごく解り共感しました。
イギリスと日本じゃ距離的にもすごくお辛かったでしょうね~
私も父が18年前に他界していますが時々会いたい気持ちがこみあげます。
もっと話しておけば良かったとか、そんな風に思ったり。
変わって、豚カツとか味噌汁とか、ご主人様のリクエストですか?凄い日本通(^-^)
また寄せてもらいますね~チャオ✨