映画マイケルジャクソン【Ｔｈｉｓ ｉｓ ｉｔ】

　　　　　　　可愛い色でしょ。季節外れの彼岸花ですがマイケルジャクソンさんに捧げます。

マイケルジャクソンの映画がブログ友達から期間延長になっている事を聞き
プリンスシネマに行った。

スクリーンの大きさや音響の素晴らしいシアターで、いつも3階のコンプレックスなのに
マイケルの映画は特別なのかな―？椅子の角度も45度の角度と迄はいかない迄も
40度位は有るのかも。まるで山の斜面に椅子が並べられているような。

そう画面独り占めの劇場。
マイケルの映画は最初から素晴らしく、私を虜にした。
ダンス、歌共にストイックなまでに追求と言うか極めている。

身体がリズムで出来ているかのように研ぎ澄まされているし・・・・
世界が彼に魅せられるのが納得できる。

手の動き、足の動き、身体の動き全てを見逃さない様に喰い付いて観た。
一度ライブを観た人は虜になると言うのが分かる。
この私でさえそうなのだから・・・

あの動きで50歳と言うのだから限界に来ていたのかも。
完璧すぎるから薬漬けになってしまったのだろうか。
完璧を求め過ぎたのだろう。

1つの音も1つのリズムもずれは許されないのだ。
リハーサル中でも1つ1つ駄目だしをするが「怒っているんじゃないよ、愛なんだ」と。

何処までも優しい。
舞台を一緒にするダンサーが世界中からオーディションに集まり、選りすぐりのダンサーが選ばれる。
「マイケルと一体になれるダンサー」と言うのが条件。一糸乱れぬダンシング。

誰もが舞台で一体になれる事が夢なのだと。涙をこぼし喜ぶ。
こんなエンターテイナーは2度と現れないだろう。
全てが備わっている。

映画の世界なのに彼が過去の人とはとても思えず思いたくも無かった。
太く短く生きた典型だね。

映画が終わっても満席の中、誰一人立たずライトが点いてから拍手が沸き起こった。
美しく感動的な映画だった。