セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

シルバー大学講演⑯

2009-10-22 | セカンドライフ
昨日の午後はシルバー大学講演

テーマ 「少子高齢化を生き抜く知恵」
講 師 牧野 史子(フミコ)氏

    NPO法人介護サポートネットワークセンター・アラジン理事長
 
先生は小学校の先生を経験後ご主人の転勤で大阪府西宮市に移り3か月後に
阪神淡路大震災に遭われた。
震度7の突き上げる様な揺れの中家具は全部倒れ先生とご主人は両方から倒れた
家具の間に居たので助かったそうだ。

勿論部屋の中はガラスが粉々に散らばっていたと。
「こんな時最初に何が一番大切だと思いますか?」と問いかけ、水・携帯電話・財布・・・等々
会場から答えが返った。
最後の1人が「ガラスで足を守るために靴」「はーいピンポンです。めがね、コンタクト
何時も分る所に置いて置くんですよ。直ぐに必要ですからね。」

兎に角部屋の中は1歩も歩けない惨状だった。
その3時間後子供さんを連れて数時間歩き命からがら東京へ帰って来たそうだ。
しかし電車に乗るまでの事がまるで記憶にないそうだ。恐怖だけで。

そんな経験をきっかけに再度現地に戻り仮設住宅に生活する人達をヘルプした。
何百とある集合住宅、色々な問題が起こったそうだ。
独り住まいの老人の孤独死、集合住宅に入居したが全くのコミュニケーションの断絶・・・・

それらの活動を進めるうちにNPO法人を立ち上げたと仰るがその説明も苦悩に満ちていた。
「しかし皆さんその生活こそが、今の生活に迫っているんです、急速に」

私の周りにも沢山そんな例が有り軽い気持ちでは生活出来ないのが現状だ。

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