セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

友達の初出勤

2009-09-07 | セカンドライフ
友達は既に55歳。
若い人でさえ八ローワークに行ってもなかなか就職口は見つからない。
氷河期の長ーく暗いトンネルは出口に灯りがポット見えてもトンネルが
長過ぎてそこまでたどり着けなくて灯りを頼りに歩く事さえ諦める人が多い。

ましてや55歳となれば。
彼女は60歳に成るまで、せめて厚生年金を貰う迄は働き、払い続けたいと貪欲に
仕事を探していた。

独身でもあるし働かないわけにもいかず自信の有る掃除業を探していた。
ケーキ屋さん等で随分経験を積み、今日に至るまでも学校の掃除をしたり遊んでいる
間は無かった。

先週掃除作業募集の広告を見て面接に行った。
勿論掃除作業をする為に。

面接の際、彼女の履歴書を見ながら面接官の態度が変わったそうだ。
「貴方はこれだけの経歴が有りながら掃除を探しているのですか?」
「はい、もう歳ですし掃除位しかないと思います。掃除なら自信が有りますので(ニコ)」

暫く時間を置き
「貴方が働く気さえ有れば、実は当社は事務員も同時に1人探していたのです。
貴方が宜しければ時給では無く月給として事務をして頂けませんか?」

「それは願っても無いお話です。必要であれば勿論お掃除もさせて頂きます」

と言う事で有り得ない話に転がったのだ。
こんな事も有るのですね。

何でも働く気さえ有れば何時どんな話になるか分らない。まあ普通はあり得ない事ですが。

めでたく今日から社員としての通勤が始まる。
働きたい人がこうして仕事に付ける事が日常で有れば若者達の明日も明るくなるのだが。

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2 コメント

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Unknown (takinee)
2009-09-07 11:33:51
テレビドラマに出てくるシーンみたいでびっくりしました。一生懸命にコツコツ生きているときっといつか良いことがある・・・というお話の見本みたいですが・・喜ばしい素晴らしいお話でした。良いお仕事が続けられますように祈っています。
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コメント御礼 (aine)
2009-09-07 12:00:33
takinee様
本当に私も嬉しかったです。
倹(ツマ)しく生活をしているのを知っているだけに
今回の事は我が事の様に嬉しかったです。
勿論お掃除の仕事が決まっても喜んだでしょう。

ドラマの様ですが真面目に働いていれば「神」が
出番を待って居るのかしら?
う~ん真面目が一番ですね。
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