コラム(191):日本共産党は生まれ変われ
日本共産党は9月の中央委員会総会で、中国を覇権主義的国家と非難するなど、方針転換が行われています。また、「しんぶん赤旗」の発行部数が大きく下落していることもあり、実情を情報筋に伺ってみました。
昨年あたりから中国からの資金援助が止まりました。
理由は、中国が日本共産党を支援するメリットが無いからです。(ご参照 真相(41) 日本共産党の搾取と貧困)
実は、日本共産党内では、いま改革のための闘争が繰り広げられています。
物事を達成するためには闘争が必要との考えに基づいて行われています。
根底に暴力的精神があるため民主的な手順とは言えず、やや荒っぽい方法が取られています。
党内では、地方議員や党員から、このままでは共産党の将来は無いとの意見が噴出していました。
中には、共産党綱領の見直しや撤廃論まで出ていました。
時代にそぐわないだけではなく、綱領の歴史認識に誤りがあるとの意見もありました。
実際に歴史認識の間違いを指摘する党員の学者もいて、綱領の変更を余儀なくされているようです。
また、日本共産党の支持が伸び悩んでいる理由に、革命、闘争といった時代錯誤的で暴力的なイメージが付着していることも挙げられています。
こうした流れから、隠然として影響力を持つ不破哲三氏と、現執行部の間で、まさに権力闘争が繰り広げられているのです。
不破氏を幽閉したり、軟禁状態に置くなど、共産党らしい方法もとられています。
大勢は現執行部側にあり、共産党綱領の見直しが行われようとしています。
このような事情から、最近では積極的に民進党など野党各党に対し連帯を呼び掛けています。
また、芸能人や有名スポーツ選手を機関紙に載せるなど、イメージの向上に取り組んでいます。
しかし、課題は多く、綱領の変更に時間がかかるだけではなく、過去の政治活動との間に自己矛盾が生じるため容易ではありません。
日本共産党は長い年月持ち続けてきた歴史認識の誤りを認め、暴力肯定の思想を修正し、共産主義至上の考えを改め、白紙に戻した上で日本国民の幸せや世界の平和について深く考えることが大切です。
従来からの表面的な平和偽装では国民の信頼を得ることはできません。
日本共産党は時代の変化に抗えない状況になっているようです。過去の遺物となった共産主義思想の革命路線を捨て、党名を変え、運営の透明化をはかることが求められています。
また党内においては、議員報酬の天引きなどをせず正当に支払い、無給同然で働く職員に給料を払うようにし、ブラック企業の汚名を返上すべきです。
共産党は誤った歴史観や外交観・国防観を総括した上で、真に国民の幸福のために、社会悪を糾す政党に生まれ変わっていただきたいと思います。
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