current topics(222): 小池批判の評論家、実は裏応援団
年が明けても小池都知事関連の報道が収まることをしりません。
テレビにとっては都知事の物腰の柔らかい対応に加えて、気の利いたコメントを引き出せるだけに、
都知事関連の話題を取り上げやすいからなのでしょう。
なかでも、昼間のテレビ番組では、放送時間の半分以上を割いて都知事の一挙手一投足を放映しています。
たいていの場合、テレビ局の憶測でものを言っていますので、真実とは異なる解説をすることがあります。
その原因は、番組の制作に関わっている評論家たちの認識力の不足にあります。
なぜなら、彼らの評論の根拠となる情報源は、自民党にしろ、民進党にしろ、すべて既成の政治勢力からのもので、
自己保身や既得権益を守る立場から発したバイアスがかかっている情報にすぎません。
マスコミにとっては、既成の勢力の情報が筋の通った話に聞こえるようですが、
視聴者にとっては古臭い政治解説の話にしか聞こえないのです。
旧来の政治の思考と手法で論評すればするほど、
視聴者は既成の政治勢力に嫌悪感を示すという逆効果を生み出しています。
改革を志す政治家に対して、既得権益を守ろうとする立場の評論家は、
実は無自覚に、改革側の重要性を際立たせているのです。
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