偶然にブログで読者さんが名前を挙げていた作家。元気象庁職員なので、山、気象
などの造詣が深い作家だった。記憶に違いがなければ油の乗った時期に急逝した。
現在でもつかわれている 遅速台風 瞑想台風、偽りの改正(じゃなくて快晴)などや
「八甲田山死の彷徨ー天はわれらを見捨てたまふかが有名なセリフ」など映画化された
物も多い。簡潔で明瞭な文章で読みやすくて、何よりも実務経験に裏打ちされた
専門的なことを物語にしているのでぶれがないのが良かった。登山については、
私が大学に入った頃には、時代遅れの方法だと高校の時から登山をしていた人に
いわれたけれど、それは仕方がないところだろう。
多分私が中学の頃に読みきったので 釜トンネルという上高地の入口のトンネルは
幽霊が出るというようなことが確か「雪のチングルマ」という題で書かれていて
開山の時バイクで通った時すこしこわかったことを覚えている