探偵物語ー日テレ系列

何度見ても面白い。
それよりも、結構シュールな社会風刺の面があることがまた心憎いところだ。
松田優作はそれまでは、笑う顔と言う表現を避けてきた節がある。
この作品群で松田の別の演技屁のギャップを感じた人もいるだろう。
それも驚きだが、なんだか手抜きの適当な番組と感じる部分が当初は多かったが、おそらく当時の制作陣と同じかそれより歳だけは上になった今思うには、
一話毎に込められた寓話的な批評、風刺、問題提起があったように思えてならない。滑稽と悲惨これは北杜夫が好んで用いたトーマスマンの言葉であるがまさしくこの物語のバックグランドはそこにあったといいたい。