私は食べ物に対する好き嫌いが多くてそれは幼少期から現在まで続いていたことだ。野菜も魚も殆ど駄目で細かく刻んでチャーハンにしたとしても嫌いな食べ物だけはとりわけていた。そんな私に母は「そんなことしているともったいないおばけがでるからね」というのであった。幼少の頃はそのもったいないお化けがでてきたらどうしよう!?と真剣に考えた。「お母様はもったいないお化け見たことあるの」「あるよ・・あなたの部屋にすーっと入ろうとしていた」「どんなの?怖いの」「そうだよ。だからちゃんと食べないと夜でるかも知れないね」そう・・食べたくないけれど半べそで噛まずに呑み込んだ。
もったいない お化けがいるならば 今世に是非でてきてもらいた。消費期限でなくて賞味期限がきれただけで大量に捨てられるコンビニ等のお弁当。飽食の時代と言われて久しいが他方でホームレス達はゴミ箱をあさり食いつないでいる。食中毒にはならない範囲でNPOが廃棄される予定のものを引き取りホームレスに配布する。そしてその代わりに公園の清掃や道路の掃除等社会に奉仕する活動をする。こんな考え方は甘っちょろいのかなぁ
とても変な言い方かもしれないが食用として飼育されている牛さんやぶたさんもいつの日か我々のために命を捧げているわけで、せっかく捧げた命だからこそ最後まで食べてあげるというかいただくのが筋ではないか?それを廃棄する・・昔の豚戮(とさつ)場だったか海外のドキュメンタリー映画だったか定かではないが豚さんの頭を棒で何度も何度も叩き・・・叩かれた豚さんのヴゥヒィーという声が痛いよ、やめてよ たすけてよーと聞こえた。正視にに堪えないショッキングな映像だったが目をそらしてはいけないと想って見聞きした。鳴き声が聞こえて5回位経ったと想う。豚さんの声が弱く小さくなっていった。ー神様どうかはやく豚さんの苦しみを痛みを取り去ってくださいーと祈ることしかできなかった。