雨の日は写真を写さないと決め込んでいる人が多いかもしれないが
被写体を選べば良いのだ。例えば、古寺、石畳、木々など 色々なシュチュエーションが
ある。ただし、曇りの日も雨の日も或いは逆光などでは、出来る限り空を入れないのが
良い。いずれの場合も、ただ「白く」写るからで、全体的な構図でいえば、こうした
白というのは 真っ先に目が行くので避けた方が良いのだ。
例えば、これからの時期の紅葉等は雨の日の絶好の被写体となる。
できれば、あえて絞りを絞ってスローシャッターで写してみてそれを普通に撮影したものと
比べるとわかると思うのだが、スローシャッターで写すと(10秒以上のシャッター速度)で
写したものは違うとわかるかも。スローシャッターで写したものは、スローの時間分
光を吸い込んで、或いは光が回るので、葉っぱなどがしっとりと反射しているように写るのだ。
これは 晴天の日では写せないし、写真でしか表現できないものなのです。
これは 30年前に「京都の写真の第一人者である山本健三」の写真から
勝手に学んだ方法です。雨の日でなくても、朝づゆが残る時間帯などにスローシャッターで
写すという手法はシノゴ使いの人は意識していなかったのかもしれないが、
ティルト使ったパンフォーカス写真等も、シノゴ使いでは当たり前のことなのかもしれない。