リハビリ専門の病院に転院した。
療養施設か転院かといわれれば 転院が良いに決まっている。
細かいことは書かないが、リハビリ専門といっても保険?の制約があるようでマックスで
一日3時間程度のリハビリがあり後は食事あるのみで、時間を持て余すことが多かった。
かかわってくれた人の事を書く
SSさんーリハビリのAチームのリーダーで女性の人。この人とのリハビリは
60分すると、歩けなくなる位きつかった。大げさではない証拠に教わった体幹を鍛える
運動を他のリハビリの人に教えなおしてもらおうとするとできないことがあった位で
どうも部下?にはストレッチを教えていないようだった。
という意味では貴重な時間でもあった。50過ぎのしかも運動をしていなかった
おじさんである私に「はいこの運動を10セット」とあっさりいうのだが、できる
訳がない。渾身の力をだしても途中で挫折してマットに潰れるのを見ると
笑いながら「もう無理だと思うので違うやつにしよう」もしかしてSSじゃなくてS?
でも理にかなった運動ばかりで、なんか途中で挫折するのが悔しくてそれなりに
頑張った。誉め言葉は、たった二つ「Sさんは精神的に強いのね」とあと一つ。
話し方やマスクをしている姿そして性格も似ていると思ったのだが、ほかのスタッフ
曰く言われればそうかも・・・程度。外出訓練の時は殆どがこの人と病院の周辺を
どこからどこまでを何分で歩けるかという目標をたてて歩いた。あまり自分の事を
話さないひとだけれど、夜学をでて昼間はパチンコ店でアルバイトをしていたことなど
ちらりと聞いた。コースによりけりだけど必ず休憩する場所にはウミガメが巨大水槽に
いて、毎回「今日は亀がいるとかいないとか」なんで亀なんですか?とは
言い難いのでというか退院までにこの人のアレンジを加えたストレッチをどれだけ
盗めるか必死に覚えた。そういえば、SさんSSさんと顔を真っ赤にしてストレッチを
していたと他のスタッフから言われたが、骨盤を開くなんて可能なのかどうか?
と思ったし、肩甲骨で物を挟むなんてことも 実は時間をかければ可能だと分かった。
配下のスタッフ達も謎が多いようで、ライザップに行っているとかヨガをやっている
いろんな話があった。運動能力というよりも平衡感覚がすごい人だった。
M君 Aグループの一番下っ端でマシントレーニングを好んで使う。20台だが
競馬が趣味 そしてローライダー風のバイクに乗っていたりと多趣味。実直でまじめ
なのだ。イケメン君なのですがあまりそういう話はでなかった。
Sさんと名前忘れた人 I体の身体面以外の訓練を行う人達で税所のころは
ちゃんとテストに応じていたが、反復問題が多いので「今日は~をします」と
いわれたら「いやだぁ~」ばかりを連発してドラムを叩きに行くか車の
シュミレーションで遊ぶかしていた。やはり20代の女性ばかりでいいおっさんの
反乱に躊躇していたかもしれない。退院が決まった頃になると内緒でオセロを
していたSさん。これがSさんの職業柄なのか私がここに置くとSさんはここに置く
でしょ、そうするとそこにSさんがおいてね全部黒くなるなぁ~でも置くところが
ないのでぇー置かないで。」一つの対極に1時間半かかったこともあり、そして
私も初めて体験した相手が置くところがない場合勝敗はどっち?ということもあった。
名前を忘れて同じ職種の人、この病院からは富士山が見えるのだが夕日の綺麗な時に
たまたま車のシュミレーターがある部屋にいて、そこの窓の端から富士山と夕焼けが
みえるのでて教えたらとても喜んでくれた。勤務していて初めて知ったそうだ。
なので、屋上のもっとよく見えるスポットに行った。1月の風は冷たくて寒かった。
けれど、久しく見ていなかった夕焼けと富士を目に焼き付けた。