例えばこのブログにある 実験的小説セッションのモデルは 探偵物語の工藤俊作こと
松田優作なのだ。甦える金狼では大藪春彦原作の表はうらぶれたサラリーマンしかし裏では
金銭の強奪犯という映画に代表されるヒールなイメージをさらに ぶっ壊し、それまでの松田優作の
イメージではあり得ないコミカルな部分を強調した番組だ。
オープニングの建物は紀尾井町にある(今は取り壊された)そして皆真似したと思う
丸いサングラうと帽子さらに吊りバンド・・・あまりにも奇抜なファッションだった。
石原裕次郎は股下92cmだが、松田優作は95cmと足が長い。これだけは真似ができないものだ。
毎回、お馬鹿な展開で物語が進むのだが 何度か引き合いにだしたこんなやり取り
ーやくざが有名幼稚園の願書受付に並んじゃいけないってほうりつがあるのかよ
ーあるんじゃないんですか
ーするつてーと、やくざが子供を有名私立幼稚園に入れちゃいけないって法律でもあるのかよ
ーあるんじゃないんですか
こうしたやり取りなどがある。予想を裏切るブラックジョークは随所にあり中には、アドリブも
多々含まれているらしい。。
それと松田優作が笑うシーンが多々ありこれも過去にはなかったことだ。
全てをぶっ壊し終えてからこのドラマが始まったと思うのだ。
ドラマには殆どスポンサーにならなかったマツダの車が使われていたが、これも後から考えれば
主演の松田優作とリンクさせたのかもしれない。
一話完結で一転バカバカしいシナリオでドラマは進んでいく。
それはそれとして面白いのだが、必ず一話ごとにメッセージ性があると思う。
つづく