昔々の話です ヨーロッパに今はない国が沢山あったそうな。
戦に明け暮れていた時代に立派なお城をもった強い力をもった国があったそうじゃ。
ところで王様と女王様の間には かわいい王女がいたそうだ。
幼いころからお付きの人々が沢山いて、勝手気ままに育ってしまったそうだ。
何から何まで 手にはいるのが当たり前顔立ちは端正で美しかったが、我儘な事が
大きな難点だったそうだ、しかし皆 王様に仕えるのであり逆らうことなど
もっての他、王女の機嫌を損ねたら自分の身も、家族の身も無くなるそうじゃ。
しかし、或る時王女が こういったそうだ
ーあの月をここに持って来るようにと。これにはさすがに家来も皆困り果てた
王女様 おじょうだんでございますよね。空の高さは計り知れないものでございます。
こればかりは私達でも無理でございます。
ーいやだ 私のいうことを聞けぬともうすのか と王女様。ならば父に
そう伝えるが良いか。実際に王様に一部始終を話されたそうな。それを聞いた
王様は 大変ご立腹で王女と王女の召使達を、お城の物見やぐらに集めていった。
ー王女よおうじょ うぎわの悪い事を家来に謝れと。
めでたし めでたし
そのあとの事じゃった。王様は ワインをスープ皿になみなみとつがせて王女に
そこに映る月をみせて こういったそうじゃ。
ー見るが良い お前の欲しいといった月はここにあるではないか。
おしまい
再編集
なるほどって うなりました、
僕も書いてみたくなりました。
ぜひ書いてくださいませ。一応、底の部分がメインに
して書いたので うれしいです
また よろしく。