計画から完成まで10年かかったそうである。なのでなんとしても・・・ということだった。
本番は一日がかりだが、実際にまず下見をしてみたところ、俯瞰は当然として、やはり周辺の
建物の屋上からでないと無理そうなことと、デザインに凝った歩道の照明は案の定くらい
ただ、ヘリなどは平気なのだが、屋上から柵を越えて俯瞰というのがどうしても怖い。
バイテンでポラ撮りして、スポットメーターで各部の明るさを測っていったが、全部は入らない
ちなみに夜景というのは夜撮るのではないのだが、考えた末に篠山紀信がお相撲さんを
写した3台のカメラを使った撮影、歩道の下からストロボを当てる、クリスマスのイルミネーションを
利用する、撮影時にはバスは仕方がないけれど、歩道の下の道路をすべて走る車を使い
道路と歩道をの意味合いを感じる細工、カメラ側からはミニカムジャイアンツという
50m先を照らす独特のライトを借りれるだけ借りる、また離れた場所では写真の画角の外から
各方面でこれを歩道面にあてる、他にも細かい事の指示は警備会社の無線を借りる
撮影時には結論からいうと、40台のストロボと電源がある場所には警備員を立たせて
単純に「映画のロケです」といわせて通行人を立ち止まらせない、一遍に発光させる必要は
ないのだが、普通のボランテイィアを撮影時に歩道に立たせる為、ある程度の時間
歩道をあるく制限を作ってもらう事、後は警察にロータリーに駐禁させないようにもしてもらった
最低でも、相対する方向から2カットを写す必要があり幸いデパートの非常窓が開くことがわかった
ので、そこから撮影することにした。建築の時に使ったアシスタント以外は設置したカメラの
付近を立ち居入り禁止にした。これは、歩くことで振動がでるのが嫌なのである。