写真を目指すためのアシスタントではなくて私の場合は 機材の搬入搬出を行うことをメインとした
アシスタント君が殆どだった。何人も必要に応じて使っていたが、一番助かったアシスタント君は
シノゴ撮影の時に教えたわけじゃないのに、次に使うものを手渡ししてくれていた。
シノゴでポラ切りして置くと時間を教えてくれて 寒い時は服の中に入れておいてくれたりした。
こういう人もいれば 機材を詰め込んだアルミトランクを普通は静かに置くのに、投げてという
ようにがさつな扱いをする輩もいた。これは、撮影先で業界関係者がそっと教えてくれたことで
現場をみたわけではない。でも、トランクの中には一台40〜100万円する機材(ストロボ電源部)を
入れてあるので、慎重に扱って欲しいのだ。
その他おんぼろスタジオに アルバイト募集していませんか?とくる若者もいて時給が安くて
毎日ではないよと伝えて それでもやりたいという人はバイトをしてもらった。
建築写真は幾つも掛け持ちしていたのでひとつの会社が何かを施工するときには
近隣でも施工する現場があることが多い。雨が振り続くとその後の晴れの日は撮影しなければ
ならない現場がかぶりまくり、あちこちを駆け巡る事になる。
多分首都圏をと言ってもおかしくない。
こういう時は車を止めてから現場まで走る。シノゴカメラにジッツオの3m伸びる三脚これは
私ではなくてアシスタント君に、レンズが入っているアルミトランクとフィルムホルダーは私
撮影のエッセンスが詰まったアルミトランクは 私が持つことが多かった。
これを書いていると 今は何もできない自分が情けない。
シノゴカメラを買ったのは20歳前後?何だか記憶が曖昧だ