日本政府は、イスラム国という名のテロ組織との交渉が短期で済むと思っているようだ。
それと日本のマスコミは、情報を流しすぎている感が否めない。
コロンブスの卵ではないけれど、死刑囚の釈放にしてもそれと引き換えに開放されるであろう
パイロットとの交換を、どちらが先にするのか?についても大きな課題だ。
という意味においてテロリストとの交渉はしないというのが国際的な世論なのだろう。一番厄介なのは
身代金目当ての誘拐犯が金を受け取る際に犯人確保の最大のチャンスがあるように、
イスラム国の人間が求めていた死刑囚を開放したとしても、その人を奪還する際に、お互いに
謀略を考えているに違いない。開放された死刑囚が徒歩でどこかに行くのは困難に違いなく
その人間と接触した車両があれば、当然のごとくその動きを追いたくなるのが、本音だと思う。
或いは、その車両をイスラム国側がわざと自爆させてしまう可能性もある。こうするとお互いの
中傷合戦になり、人質は殺されるかもしれない。唯一の頼みは後藤さんがジャーナリストである点だ。
イスラム国のプロパガンダ戦略は非常に優れているので、背後には武器商人或いは武器を輸出している
国がついているかのようだ。そもそも一億数千万分の一のひとりの民間人が招いた事件といっても
過言ではない。この一国民のせいで、どれだけの迷惑がかかったのかと思うと殺された人だが
それは致し方がないことだと言わざるをえない。
アメリカ等はイスラム国に空爆をしているようだが、制空権がないのかグローバルホークでの
空爆がメインである。テロリズム、宗教戦争の場合は、犯罪者が市井の市民に紛れてしまえば
ヒットすることが難しいという点だ。実際にイスラム国が流している映像を見る限り、ダットラに
地対空砲や、マシンガンを積んでいるのだが、もしかすると以外に加担者はすくないのではないか?
と思った。ただ、恐怖支配をしているので、多分密告制度などを駆使しているに違いない。
動きがないのではなくて、もしかしたら仲間割れが生じているとか、幹部が空爆で死んだという
可能性も無きにしもあらずだ。
それなのにこの状況下で朝日の記者がイスラム国支配地域への入国をしたそうだ。
馬鹿の連鎖はとどまるところを知らぬ。退避勧告を無視したそうだから、身代金は朝日新聞が
支払うようにしてもらいたいね