故市川森一氏のミュージカルということで出かけました。前に、長崎座の「わたしたちの町」という彼肝いりのお芝居を観ましたが、素人すぎてダメでした。ポスターは良かったけど・・。
今回は すばらしかった! 本物のミュージカルでした!
当日券を求める人たちも多くて、びっくり。大いに見る価値のある見応えのある舞台でした。
舞台に大きく映し出される神話の絵画と出演者の艶やかな衣装もピッタリ。我らが柴田美保子さんの貫録ある語り。バレリーナの踊り。コーラス。
そして圧巻は 上半身裸の 世界最大級といわれる大太鼓を打ち鳴らす男! 肝心な場面では必ず和太鼓の迫力ある音が! 彼もダンサーも身体を使う仕事で鍛え抜かれた筋肉の美しいこと!!惚れ惚れしました。
私は 芝居が好きで、長年 労演や子供劇場や商業演劇を楽しんできましたが 「古事記」はこれこそが日本のミュージカルと感動できるものでした。
きっと、この作品はいつまでも 残っていくと思います。
かっては井上ひさし作品をよく観ました。芝居に歌が入る和製ミュージカルという感じで楽しみましたが、この「古事記」は歌も踊りもプロがやるミュージカルそのもの。劇団四季も観ますがチト違う。 でも白状すると無知だから、あらすじは日本のなりたち?よくはわからん。子供や高校生も見かけましたが、分かったのかな?スサノオの母 姉恋しさが理解されず追放されて可哀そうと思ったのだけど・・。 それよりも華やかさ美しさ それだけで十分堪能しました。
ボケの花は白もいいですね。 ようやく変わり水仙が咲き始めました。