朱の徒然

変形性股関節症の76歳

読書会「東京零年」赤川次郎、解説・戸田菜穂(集英社文庫)

2019年07月03日 | 日記

 今期の最後は、N新聞の1月元旦の15面特集・(平成の先 想像力養え)の見出しでの、近未来社会を描いた赤川次郎談の「東京零年」(集英社文庫)としました。 これから、どんな社会が、待ってるのだろう?という大きな期待を込めて・・・。

 分厚い文庫で 巨匠が描く渾身の社会派サスペンスと書いてあるし・・・。吉川英治文学賞でっせ・・・・。

    ホント、ひっくりカエルを 令和、ゼロ年の思い出に、読書会ランチのホテルで買ったのが 正直な感想です!

  山笠の夏が来たね。

 

 

 丁度、同時期に「月日の残像」山田太一の随筆(新潮文庫)を読んでました。

 その中で、パリで、木下恵介監督が、三島由紀夫に「もっと国の政治に発言したら?」と聞くと、「日本の国がどうなろうと、小説家が書くことは別のことだからね」と言ったそうですが、 その18年後、クーデターを国民に呼びかけて 三島は自決した!

 結局、国民にとっては、不可解なだけでしたがね。あの時、あなたは何してた?

 私?はっきり覚えていますよ、恥多き青春の真っただ中でしたよ! ラジオで知りました。

 

 「東京零年」は、検事の権力と監視社会の話でしたが、

 そうそう、私は、検察審査会に選ばれて、半年を過ごしたことがありますが、ある日『あー、ここに来る人たちや、ここで仕事してる人たちは、「幸福」を語らない世界にいるんだなー』と思ったことを   今 思い出しました。

  広範囲に大雨が降っています。水嵩の増した この川沿いを ネジねじを摘んで ゆっくりと帰りました。

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