朱の徒然

変形性股関節症の76歳

SPレコードを蓄音機で聞く音楽会(東峰村宝珠山)

2019年12月08日 | 日記

 久しぶりで、GIと高速ドライブ。折角だから、東峰村でランチをと 食堂に入りました。

 ちゃんぽんと焼うどんとコーヒーで、ほっこり気分の美味さと安さでした。W・Cが、新しくモダンで 嬉しかったわ。

      

 隣の静かな神社では、木々の説明文があるのが 良かったですね。

モダンでしょ?

 

 

今日の目的は、テーマが『戦争と空気』の SPレコードを蓄音機で聞く音楽会。

 1941年2月8日、太平洋戦争開戦に至るまでの、各時代のレコードが、女性の方の手回し蓄音機で50曲近く、3時間流されました。

    小さな旧中学校舎。

 最初に、1912年(明治45年)の、乃木希典作の「凱旋」が、詩吟で歌われました。

 それから、時節ごとの出来事・列挙とともに、録音が流されていきました。  

 1939年(昭和14年)ノモンハン事件の年の「父よあなたは強かった」次の年の「隣組」、その次の年の「めんこい子馬」なんて、子供の頃に、よくラジオで流され歌っていた曲ですよ。戦後生まれの私が、戦前の歌を何故?  知りたいわー。誰の意図だったの?    

 この音楽会のテーマが『戦争と空気』でしたので、やっぱり、海外出張の多い息子の行く末を 心配しながら 聴きました。

 かっての日本の歩みと今の北朝鮮が 何だか似通っているような・・・貧困打破のために他国へ攻め入る・・・、無謀だと誰も言えない孤立感・・。誰かロケットマンにプライドを持たせて 助けてあげて・・・。

   結局、母は、どんな時も息子と娘、そしてそれぞれの連合い、6人の孫の 今の平穏な幸せが続くことしか考えてないんだよ。

 曲の途中で、日本一の落語家・柳家金語楼の掛け合い漫談風がありました。私は、思わずハハハッと笑ってしまいましたが、どなたも笑われない。生真面目日本人ばかり・・・。いつでもどこでも笑える人間じゃないと、戦争に引きづられるよ・・・。どんな時も、自分の意見を言える人間がいたら、あんな悲惨な戦争にはならなかったのでは?苦しいのはいやだって言っていいんだよ。自分に正直な人間にね。孫たちよ! 笑ってばかりの、世界中の人たちが仲良しの時代を作ってね。

 4時過ぎから交流会とのことでしたが、なにせ見知らぬ村で,日が暮れるのは怖いものね・・・。残念でした。

 今回が終了で、この村での、文化や音楽の発信拠点だったとのことなので、長い間ご苦労様でした。また、どこかでのご活躍を 待ってますよ。考えさせられる、意義のある音楽会でした。

 

帰りに、有名なアーチ橋を観に行きましたが、村全体がまだ災害復旧中という感じでした。頑張れ、東峰村!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする