〇米倉斉加年氏が逝かれたことは神戸新聞「正平調」にも2度取り上げられている。読むにつけて素晴らしい才能の持ち主だと改めて思う。わたしは1981年に出た切手の絵が好きで1シート買ったことがある。いままでそんな事したことがなかった。かわいい女の子の絵だけれど、かわいさの中に含まれた奥の心を感じた。長くもっていたけれど、これという友に出して使ってしまった。
最後の一枚が惜しかったけれど・・・。あの切手がまた郵政省で発売されたらうれしいと思う。
〇神戸新聞の19ページの「日々を楽しむ」と題した詩人・長田弘氏の探すことを興味深く読んだ。
人間は探す生き物。探し探して無に終わる、虚しくも愛すべき生き物。私も探しきれなくてそのまま生を終えるにちがいない。
〇神戸新聞の20ページの角田光代さんが「河合準雄物語賞」を受賞されたと。丸裸になり魂を使って書く!とある。故、足立巻一先生も教室で、書くという事は丸裸になること、と言われたのを思い出す。書くこと!はそういう事なんですね。改めて思う。