◯あれこれ これあれ…多忙人間です。
すき間時間にすることをする!と言って昼寝もします。
せっかくの人生だから、メいっぱい使って…残る人生も少なくなりましたけれど。
◯先日の新聞の詩が良かった(私好み)のでアップさせていただきます。
「鹿」 穴田敏子 さん作
ある日の夕暮れ時
車が渋滞している先に
立派なつのを持った
大きな鹿が倒れていた
黒々とした大きな目を見開いて
ピクリとも動かない鹿
先頭の車の人はおろおろと
どこかに電話している
山を切り開いた団地の道は
鹿も山に帰る道だろう
山の中ではこの鹿の家族が
「おとうさん 遅いなあ」と
気をもんでいるだろうか
それともどこかで倒れた家族を
見ながら涙ぐんでいるだろうか
山にどんどん人間が来て
車もどんどん走るから
鹿も住みにくかろうなあ
自分に訪れた突然の死を
黒い大きな瞳が見ている鹿
夕日が鹿を照らしている
・先生評 鹿の死に心痛める作者の思いがひしひしと伝わってくる。
とりわけ死んだ鹿の「黒い大きな瞳」が心に残る。
・私…大きな鹿というだけあって、家族も妻も子もある鹿かも知れない。辛い思いにドキッとさせられました。
作者はこの詩作品を完成させたことで辛い痛みを少し軽減されたように思いました。
◯この日「20日(月)」の詩作品、他にもいいな~と思ったのが数点ありました。
詩作品はこころにやすらぎを与えてくれる…そんな気分になりました。