民話 語り手と聞き手が紡ぎあげる世界

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「おじいさんとおばあさんの民話語り」 県立博物館

2013年01月14日 00時18分22秒 | 身辺雑記
 「おじいさんとおばあさんの民話語り」

 県立博物館で、毎年、1月から3月の間、毎週、土曜日、2時半から3時まで
「おじいさんとおばあさんの民話語り」をやっている。

 1月12日(土)、聞きに行ってきた。
よく知らないで行ったのだけれど、
その日は、私の所属している「下野民話の会」の当番だった。
(今回は10くらいの民話の会が持ち回りでやっている)

 昔の暮らしのコーナーということで、囲炉裏はある、昔の生活用品はある。
民話を語るにはぴったりの場所だ。

 お客として行ったのに、勉強だからというので、語らしてもらった。
お客さんは、みな、子供連れの親子。
(7、8組いただろうか)
こういうシチュエーションでやるのは初めて。

「友達のとこのネズミ」をやろうと思っていたが、
時間がオーバーしていたので、なにか短いヤツをやろうとして、
思いついたのが、「おしまい」
着物を、お一枚と丁寧に数える定番のハナシ。
語るのは初めて。

 前にリメイクはしていたけど、
(着物をお皿に変えて)
もうだいぶ前のことなので、ざっとしてしか覚えていない。
「えい、なんとかなんべ」って、語り始めた。

 「活字」が頭にない語りをしたのは初めてだ。

 「むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがいたと。
ある日、おばあさんは川へ洗濯に行ったと。」
(おい、おじいさんは山へ芝刈りにを忘れているじゃないか)

 そんな感じで、後でこうすりゃよかった、というところが一杯あったけど、
いい勉強させてもらいました。