説き語り「源氏物語」 村山 リウ その3 講談社文庫 1986年(昭和61年)
六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)―――誇りゆえ燃える嫉妬の炎(ほむら)
才色兼備のサロンの女王。生霊(いきすだま)となるまで源氏を愛して愛しぬいた、知性や教養でも抑えきれない激しい愛。源氏には気のおける恋人。
愛して愛しぬいて、いつしか魂が身からはなれて生霊(いきすだま)となってしまう、それほどに激しい愛とは、どんな愛なのでしょうか。愛の尊さと悲しさをきわめた愛。極限の愛とでもいったらよいでしょうか。
物の怪になるほどまでに源氏の君を愛した女性、それは六条御息所でした。
六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)―――誇りゆえ燃える嫉妬の炎(ほむら)
才色兼備のサロンの女王。生霊(いきすだま)となるまで源氏を愛して愛しぬいた、知性や教養でも抑えきれない激しい愛。源氏には気のおける恋人。
愛して愛しぬいて、いつしか魂が身からはなれて生霊(いきすだま)となってしまう、それほどに激しい愛とは、どんな愛なのでしょうか。愛の尊さと悲しさをきわめた愛。極限の愛とでもいったらよいでしょうか。
物の怪になるほどまでに源氏の君を愛した女性、それは六条御息所でした。