5月24日追記です
追記ですが大事なことなので記事よりに上に書かせていただきます。
クエン酸でPH調整して次亜塩素酸水を作った場合、
使うたびに作る
ということが前提となります。
なぜかというと、次亜塩素酸水は有機物に触れると分解して水に戻るため、塩素濃度が下がります。
そしてクエン酸は有機物です。
ですので、クエン酸で次亜塩素酸水を作ると、分解速度が速くいため、作ってすぐ使うということが大事です。
何時間持つのか、という疑問はあるかと思いますが、不確定ですのでわかりません。
もともと次亜塩素酸水は、水槽やボウルに張って野菜などをつけ置き除菌して、食中毒を防ぐといった使い方で、保管も暗所、冷所にて保管することとなっており、使うときには20℃~25℃が最も効果的で、30℃を超えると反応が速くなりすぎて十分な交換が得られないと言った短所もあり、そいいったことからわかる通り、
長い保管や、放置するような管理方法では、実際使用したときに果たして効果があるかないかもわからないということになってしまいますので、作ったものはできるだけ早く使い切るのが確実です。
冷所、暗所に関しましても、冷蔵庫に保管して、使うときに常温に戻して、尚且つ30℃を超えないように保つのは、個人ではあまり現実的とは言えません。
なので使うときに作る というのが確実です。
ジアポケットで作ったものに関しては、塩素濃度の持続時間がもともと短いので、少々時間が経って効いてるのかどうか不確実なものを使うのもどうかと思います。
塩素濃度が薄まり、効果がなくなった次亜塩素酸水に関しては、ただ水を手に吹きかけているだけということになります。
大体どのくらい効果を保てるのかというのも、保管状態でまったく変わりますので、わからないのです。
わからないので、私自身は塩素濃度を測定しておりますが、鵜呑みにされても困るので公表いたしません。
ですので、ジアポケットを使いクエン酸で次亜塩素酸を作ってみようとする方がおりましたら、
作ってすぐ使う ことを前提としてください。
以上 長い追記でした
私が1月後半に入院したころ、新型コロナウイルスのニュースはまだ船の中の話でしたが、退院するころにはすでにマスクやアルコールが不足の情報が流れておりました。
退院してしばらくしてから、地方は大丈夫だろうと思って買いに行ったら、まぁキレイにアルコール除菌用品とマスクの棚は空っぽで、マスクは家に予備としてあったものを使うとしても、アルコール除菌のようなものは家に皆無で、さーどうしようかと思ったとき、次亜塩素酸水なるものの存在を初めて知りました。
そしてジアニストという10倍に薄めて使う有効塩素濃度500PPMという製品をアマゾンから購入したのですが、コロナウイルスが長期戦になることを考えると、またそれも売り切れとかなったら嫌だなーという思いで、次亜塩素酸水はそもそもどうやって作るのだろうと調べたところ、生成器というものが売っていたので、これだと思い、探して探して
いろいろある中から、ちょっと高いなーと思いつつ、次亜塩素酸水が家庭用の塩と水だけで作れると書いてあったジアポケットという製品を購入。
ところが、この製品にはジアソルトという専用の塩が入っていて専用の塩を使った場合は次亜塩素酸水の範囲内であるPHと有効塩素濃度でできるのですが、家庭用の塩を使った場合は
塩の種類等によって生成される次亜塩素酸水の濃度が異なることがあります と説明書に書いてあります。
ん?
ん?
なんか怪しいな ということで調べましたところ、YOUTUBEでいろいろ実験しておられる方がおりまして、ジアポケットに限らず、この手の家庭用と次亜塩素酸水生成器を使って、水と塩だけで次亜塩素酸水を作れましたという動画も記事も一つもありませんでした・・・
ジアポケットを使い水と普通の塩だけでスイッチを入れると、PH9くらいの完全なるアルカリ性の電解水が出来上がり、有効塩素濃度も低いので、ウイルスを含め除菌効果は期待できません。
精製塩を使おうが、精製水を使おうが、一緒です・・・
次亜塩素酸水には、そもそも強酸性、弱酸性、微酸性と種類があり、強酸性や弱酸性はPHが低く有隔離電解槽を使わないと作れません。
厚生労働省のホームページに次亜塩素酸水の定義という部分がありますので、そちらにきちんと書かれております。
そして、私が買ったジアポケットは無隔離電解槽で生成する、微酸性次亜塩素水ということですが、実際に作れたら、大変殺菌力が強くウイルスにも大変有効なはずでした。
ですが、ジアソルトという専用の塩が必要で、一回180ml作るのに一袋でお値段が70円・・・
コスパ悪いなーと感じます。
しかも、コロナウイルスの影響でこれが売れていることもあって、各通販いろいろ探してみても、ジアソルトが売り切れ多発・・・
それがないとまともな次亜塩素酸水は作れない始末・・・
なんかすごい無駄な買い物をしてしまったと思い、なんとかならないかなーといろいろ調べましたところ、そもそも微酸性次亜塩素酸水は水と塩だけでは作れないので、だったら他になにが入るのかと調べ、
そしたら塩酸と塩化ナトリウム(塩)と水を電気分解するのだそうで、だったらジアソルトにも塩以外のなにかが入っているはずなのですが、塩酸は普通は液体保存するものなので袋に粒状には入らない。
そしたら、同じことを考えているような人が多数いらっしゃいまして、クエン酸なんじゃないだろうかという情報が多々ありましたので、それならドラッグストアで普通に買えますし、やってみるかということで、やってみました。
使ったクエン酸はこれです
ドラッグストアで同じような入れ物に入って、その中の一つにクエン酸って書いてるのがあったので買いました。クエン酸 純度は99.5%以上だそうです。
ただ大事な注意事項
よく混ぜるな危険って書いてある洗剤がありますが、塩素系の漂白剤と酸性の洗剤を混ぜると塩素ガスが発生して、毒性があるのでとても危険だからですよね
そして今からしようとしてる、この塩とクエン酸の電気分解もちょっと間違うと塩素ガスが発生してとても危険なので、適当にやろうとしてる人は絶対にマネしないでください。
絶対に必要なものはPHを計るデジタル式の計測器です。
私は山で水飲んだり、自然に沸いてる温泉に入ったり自由なので、安全のために一応PH計測器はちょっといいやつを持ってます。
それと、これはジアポケットに限るものであって、その他生成器はまったく当てはまりませんので、ご注意ください。
私の場合のジアポケットと使って作る次亜塩素酸水の作り方
・まず大きなボウルに2リッターの水道水を入れます。
・それから、ジアポケット付属のプラスチックのスプーンに底にほんのちょっとだけクエン酸がついてるな~という程度のクエン酸を水に入れ、しっかり掻き混ぜ掻き混ぜ溶かします。
・そしてPH計測器で測定します。ここでPHが4~4.5付近になるようにするので、これよりPHが低ければ水を足し、高ければほんの数粒程度クエン酸を足してまた掻き混ぜ掻き混ぜ計測します。4.5より多少高い分には大丈夫ですが、4.0より低くなると酸が強くなり塩素ガスが発生しやすくなりますので、4.0より高くなるようにしてください。
ほんの数粒のクエン酸でもPHが変わりますので、最初だけ感覚がわかりずらいですが、慣れると結構簡単です。
・PHが4~4.5程度の範囲になったら今度は作ったクエン酸溶液をじょうごなどで2リッターくらいのペットボトルに移し替え、またじょうごを使って今度はジアポケットのボトルに180ml(大体口からちょっと下くらい)まで入れます。
・そして塩を説明書通りに入れます。(粗い塩は付属のスプーン1杯、細かい塩は7分目)
ここで塩を入れることでPHが約1.5~2くらい上昇しますので、PH4.5でクエン酸溶液を作っておくと、出来上がりがPH6~6.5付近になります。
・あとは蓋をして、スイッチオン 出来上がり
一応できたもののPHを計り5~6.5付近にあればオッケーです。
ペットボトルの余ったクエン酸溶液は次回 次亜塩素酸を作るときそのままジアポケットに使いますので、毎回毎回PH計でクエン酸溶液を作る手間が省けます。
PH計は私の使い方ではそれほど精密を必要とはしませんが、それでも大きなずれはないようにしないといけませんし、精密機器ですので使い方も乱雑にはしませんが、安価なPH計測器は最初から正しく計れないものがある上、YOUTUBEなど見ていても明らかにずれているようなもの、一回一回洗浄もしないような使い方の場合も見受けられますのでご注意ください。
あと通販で薄まった塩酸も買えますが、もともと劇物であり、取り扱いも注意が必要ですし、保管も暗所になり、発熱による飛散やフラスコの使用、暗所保管など、一般家庭向きではないのであまりお勧めできません。
他にも出来あがったアルカリ性の電解次亜水に炭酸水を入れてPH調整するなどのやり方もあるようですが、ジアポケットにこれをやるとなると、炭酸水を足すことで塩素濃度も変化しますし、PHを後から合わせるのはかえって労力がかかることからあまりお勧めできません。
この度は ジアソルトが手に入らなかったことへの苦渋の選択であり、知識がまるっきりない方、PH計を持っていない方、使い方がわからないなど、あやふやな場合は危険ですのでマネしないでください。
以上 ジアソルトが手に入らない、ジアソルトが売っていないで困っている人向けの記事でございました。