青空に白い月

ゆったりゆるりと生きましょ~よ

山中でリュックをロスト

2022-09-20 21:53:46 | 山と地図

9月18日 キノコ採りに山に行った

少ないけど収穫もあったし、気分も軽くだいぶ山奥に入って行った

9月の山林は全く紅葉もしていないし、葉も落ちていない

木には青々と葉が茂り、藪も葉だらけで視界がいいとは言えない

いつも言われていた言葉

「リュックは常に背負って行動しろ」と

でもその日は、ちょうど台風が近づいていたこともあって気温が例年よりずっと高く、平地では30度を超えていた。

今まで、そんな気温の中の山林には入ったことがない

すごく暑かった。

山に入ってすぐ、まるで雨に打たれたようにあっという間に汗でずぶ濡れになった

山の奥のほうまで歩き進むころには体力の消耗が激しく、水もかなり飲んだ

そんなとき、いつもは別のルートを通るところをうっかり通り過ぎたようで、登りすぎてしまった。

登りすぎたら、少し気になる木がもう少し上のほうに見えたので、ちょっとだけ見に行ってみることにした。

でも、少し斜度がきつい、そしてリュックが重い

すぐそこだからリュックを置いて探しに行って、また戻ればいいや

ほんの軽い気持ちでリュックを横にある細い木に立てかけてさっさと山を登った

結局なにも見つけられず、リュックのある場所まで戻る

はずだった・・・

でもいくら探してもリュックがない・・・

しかもよりによって、リュックの色がオリーブである・・・

そうして探しているうち、自分の場所も失った

もうこうなったら軽い遭難であるが、何度も来ている山なので、沢を下れば車までは戻れることはわかってはいる。

でもかなり距離がある

リュックロスト=GPS、食料、収穫物、水         ロスト(´;ω;`)

 

やばいのは水がないこと

 

よりによって一番山の奥深いところで

 

でも、いつものルートを辿れば、きっとリュックにたどり着ける筈!

だが問題は、山中に道があるわけではないから、辿れる地点まで戻る必要があり、逆に辿るのは無理であること

そしてもうすでに体力的に辛いこと

とりあえず、自分の位置を失っているので、沢に降りる

そして、伏流水になっている沢の水を手ですくって飲みながら下る

だいぶ下のほうまで下ると水とお別れ

今度は山平を登り尾根に出る

再び木を辿って2度目の山を登る

が、実際にはへとへとで数メートル登っては尾根に寝ころびながら、休み休み、汗を最小限に抑えるようにしながら、だらだらと登る

それに時間が遅い

いつもは早朝から登り始めるのだけれど、この日はたまたま朝に体調がいまいちで、登り始めが10時半、リュックを失ったのが12時近くで、再び登り始めたときは13時を回っていた

そして、リュックを失ったであろう付近で、こんどは周りを確認しながらリュックを探す

そしたら、無事リュック発見!

まずはペットボトルの水を飲む飲む飲む。

リュックを見つけた場所は、最初自分が探していたところよりずいぶん上のほうにあった

つまり、リュックを置いてから自分が実際に登った距離と、イメージしていた登った距離にだいぶズレがあったということで、自分の距離感の違いでずいぶん難儀してしまった。

やっぱり、教えられた通り

リュックを置いて離れたらいかん!


2022 山歩き始動

2022-09-19 17:11:20 | 山と地図

2022年9月18日 山歩き(きのこ採り)始動!

まずは例年通り マイタケからスタート

いつも年初めに行く山は、残念ながら8月の大雨で道路が崩れ通行止めで行けず、時期的には少々早めかな~と思いながら別のお山へ向かう

そういえば、土砂崩れで行けなかったほうの山は去年 沢を歩いていてクマに出会った

去年は雨が少なく、沢に水が流れていなかったから本流まで水でも飲みに降りていたのだろう

私は去年、6時間山林を歩き回りで一つのキノコも見つけられず、車で林道を通る帰り道にちょっと欲を出し、通りかかった沢が気になって立ち寄った。

リュックを置いて、軍手とスパイクの靴だけ履いて、ささっと沢を駆け上がる

適度に広く、坂もなだらか歩きやすい

200メートルほど沢を登っていくと開けていて、そこから先は急坂であったし、結局キノコらしきものもなかったので、あきらめて振り返り10歩ほど小走りで沢を下った時だった。

20メートルほど下流の左手側の林に、なにか大きなものが ばさっばさっ と駆け込む音がしてシーーーンとなった。

おそらく、私のほうが先に発見されたのだろうと思う。

カモシカかなと思ったが耳を澄ますと、ゔぅ~ゔぅ~ と興奮したような唸るような息が聞こえる

直観的に やばい と思った

幸いにも、腰のベルトに付けっぱなしになっていた 熊撃退スプレー があった

相手がなにかもわからぬまま、とりあえずスプレーを取って、安全ピンを抜きすぐに発射できるように待機

その間、5秒か6秒である

束の間の静止状態

そしたらおもむろに林の中を駆け、こちら側の走って近づいてくる音が ばっさばっさと聞こえ、私から5メートルほど距離のある真横の木に飛びついて、あっという間に3メートルくらいの高さまで駆け上がった動物が、真っ黒な熊で 体調はたぶん1メートルちょっとくらい。

巨大なわけでもないが、子熊でもなく、かかってこられたら素手で勝てる気がしない大きさだった。

私もすごく怖かったけど、熊も熊で怖いもんだから、木に登って敵を目視したかったのだと思う。

私は怖いし焦るし、下流側に行けなければ車に戻れないので、これはチャンスだと思い思いっきり下流に向かって数メートル走った。

そしたら熊はそれを見て、あっという間に木を降りて林を抜け、沢に戻ってきて私の上流側へ出てきて、右往左往猛ダッシュ、猛スピードで興奮して動き回り、とにかくそのスピードの速さといったら、のんびりした熊のイメージからは全く想像できない

私は私で、沢に熊が出てきたもんだから、再び熊のほうを振り返り、スプレーを構えロックオン

でも、距離が10メートルほどあるから、とりあえず相手の出方をうかがって、かかってきたら引き付けて確実に噴射しようと興奮状態の熊に向き合っていると、熊は上流の急坂を駆け上がって行ってくれた。

それを見てから、私は私で今度は下流に向かって猛ダッシュ!

無事、車に戻ることができた。

それが去年 さて今年は

少しだけど初物採れた

 

どんぐりもあって、熊も安泰?

 

ミズも収穫


2017年秋 山日記

2017-11-05 21:20:34 | 山と地図

今年は仕事が忙しいながらも、何度か山へ行けました。 マイタケはほんの2株ほど採れただけで、あとは残念な空振りでしたが、 他のきのこは平年並みです。 去年マイタケが出過ぎたのと、今年の天候不順により、夏と秋の寒暖差が少なかったのが原因かと思われます。 それでも山とは精一杯遊んでいただきました。

自然の造形美しく

ナラタケ群生

マスタケの鮮やかなオレンジ

そして今日は今年最後の山歩き

今日の山状況はこんな感じで雪です

ずるずる滑りながら、プチ滑落しながら巡り合うナメコ

ナメコ群生

シイタケもお目見え

雲の切れ間から陽がさして もう紅葉も終え、濡れた落ち葉がゆっくりひらひら舞い落ちてくる時にキラキラと照らされて

冷たいおにぎりをかじりながら、冷え切った手と体も 時を忘れる瞬間 

映画 LIFE! の中のカメラマンの言葉を思い出す

「自分にとって その瞬間が本当に好きな瞬間なら カメラに邪魔されたくない  一瞬を大切に 今を楽しむんだ」

 

今年の山歩きは少なくはあったが、とてもいい時間だった

 

あっ もう一つ忘れてた

今日、熊を見た

初めて野生の生くまが居た

私は車内であったが、自分から5メートルほど離れた先に 真っ黒な胴長80㎝ほどの子供の熊がきょろきょろしていた。

写真を撮るのも忘れてた なんてかわいいモフモフのかたまり・・・ 山の上に消えて行った

車の中だからそう思えたけど山中でばったりでなくてよかった・・・、また会うまで元気でね

 

今年採れた食用のきのこ

マイタケ ムキタケ ナメコ ブナシメジ ブナハリタケ クリタケ ナラタケ シイタケ ウスヒラタケ

 

来年も山と遊んでもらえますように

 

 


自然の楽しみ方

2013-10-14 22:07:36 | 山と地図

Dsc01022

いきなり石のような物体の画像登場ですが、

昨日、キノコ採りのふもとで拾ってきたものです。

 

大きさは漬物石くらい。

重さは7キロか8キロくらいと言ったところでしょうか。

 

おそらく40代程度までの人は見たことがある人の方が少ないのではないでしょうか。

 

これ、化石燃料。

石炭です。

 

昔、炭鉱の跡地だったところで、このくらいの大きさの石炭がごろごろと転がっています。

 

結構重く、ところどころが鋭利に尖っています。

尖ったところを指で強く押すと、ぽろっと欠けて、かけたところがまた鋭利に尖ります。

 

硬いことは硬いのですが、落とすと割れてしまうもろさもあります。

 

やっぱり石ではないんですねぇ~

 

化石燃料ですから、化石です。

 

化石は形あるものは珍重されますが、

石炭のように植物が蓄積され土がかぶさり、圧力と温度によって炭化してしまうと燃料になるわけです。

 

でもこの黒い塊が元々は植物であり、石炭としてそこで発掘されていたということは、

そこは昔から緑に覆われ、私はその上のほんの表面で今はきのこを採っている。

 

記録に残らない自然の積み重なった歴史の上に人は立っている。

 

人は人としての歴史はあっても、地球に歴史を残せるほどの歴史はなく、

 

地球が積み上げた歴史を消費している。

 

いつか消費した以上を返してあげる日がきたらいいが、それはないだろう。

 

木はすごいよ

 

光というエネルギーを得て育ち、葉を落とし、土を作り、水を貯め、地球を少しずつ大きくしているのだから。

 

いろいろ感じること

これも山の楽しみ

 

 

 


今年もまた

2013-10-13 22:20:01 | 山と地図

ことしはなんだか忙しく、なかなか自由時間がない状態ながらも

山にはやっぱり行きたい!

と、居ても経ってもいられず、がんばって時間をとって行ってます。

二週間前に一個だけマイタケを見つけ、それが2.6キロ

なかなかのサイズ

そして今日・・・
Dsc01000_6

お、おおきい・・・

そこそこの急斜面にあるミズナラ

その下に巨大マイタケ発見!

手と比べると

Dsc00997

ポットボトルを置いてみた

Dsc01007

このすぐ下の木で、結構大き目のマイタケを見つけ

やったーと思いきや、すでに腐っていて

なんてことだと思った矢先、

顔を上げてみたらこの巨大マイタケを見つけた次第です。

 

ここと同じ山で、去年は8キロ、その前にも6キロ弱クラスを採っていて、

それぞれ、たった一つのマイタケの大きさですからすごい大きさです。

そして今日6.7キロを一個

腐ったマイタケ二個

350グラムのマイタケ一個

限られた時間しか行けない私としては成績優秀です。

 

そして巨大なマイタケをしばらく眺め

それから素手で持ち上げるように採ったまではいいのですが、

それがそっくり入るような袋も風呂敷もない当たりは、さすがというかなんというか・・・

 

相変わらずぬけている・・・

 

いちばん大きな袋になんとか詰め込み、 

それを無理やりリュックへ詰め込み、

なんとかチャックを閉めて背負った背中が重い

 

それに山を下るために登らなければならないという状況で、

嬉しいけど重い重いリュックを背負いながら、

体重が10キロ重いとこんなに大変なのか とか変なことを考えながら、

下山途中にもマイタケを見つけながら、

えっこらえっこら下山

 

家に帰って新聞紙に広げ改めてその大きさに圧巻されました。

 

もう出会うことはないのではないかと思っていた巨大なマイタケに何度も遭遇できるありがたさ。

 

ありがとうありがとう

 

山の神様ありがとう

Dsc00996

 

 

あと、もひとつおまけの

Dsc01018

  

おおわらいたけ

神経毒のきのこ

いろんなキノコがある中で、意外に多い毒タケ

マイタケで喜んで、毒タケで苦しみたくはないもんなぁ~

 

怪しきものは食べない 

それだけ守れば、たのしいたのしいキノコ採り。