9月18日 キノコ採りに山に行った
少ないけど収穫もあったし、気分も軽くだいぶ山奥に入って行った
9月の山林は全く紅葉もしていないし、葉も落ちていない
木には青々と葉が茂り、藪も葉だらけで視界がいいとは言えない
いつも言われていた言葉
「リュックは常に背負って行動しろ」と
でもその日は、ちょうど台風が近づいていたこともあって気温が例年よりずっと高く、平地では30度を超えていた。
今まで、そんな気温の中の山林には入ったことがない
すごく暑かった。
山に入ってすぐ、まるで雨に打たれたようにあっという間に汗でずぶ濡れになった
山の奥のほうまで歩き進むころには体力の消耗が激しく、水もかなり飲んだ
そんなとき、いつもは別のルートを通るところをうっかり通り過ぎたようで、登りすぎてしまった。
登りすぎたら、少し気になる木がもう少し上のほうに見えたので、ちょっとだけ見に行ってみることにした。
でも、少し斜度がきつい、そしてリュックが重い
すぐそこだからリュックを置いて探しに行って、また戻ればいいや
ほんの軽い気持ちでリュックを横にある細い木に立てかけてさっさと山を登った
結局なにも見つけられず、リュックのある場所まで戻る
はずだった・・・
でもいくら探してもリュックがない・・・
しかもよりによって、リュックの色がオリーブである・・・
そうして探しているうち、自分の場所も失った
もうこうなったら軽い遭難であるが、何度も来ている山なので、沢を下れば車までは戻れることはわかってはいる。
でもかなり距離がある
リュックロスト=GPS、食料、収穫物、水 ロスト(´;ω;`)
やばいのは水がないこと
よりによって一番山の奥深いところで
でも、いつものルートを辿れば、きっとリュックにたどり着ける筈!
だが問題は、山中に道があるわけではないから、辿れる地点まで戻る必要があり、逆に辿るのは無理であること
そしてもうすでに体力的に辛いこと
とりあえず、自分の位置を失っているので、沢に降りる
そして、伏流水になっている沢の水を手ですくって飲みながら下る
だいぶ下のほうまで下ると水とお別れ
今度は山平を登り尾根に出る
再び木を辿って2度目の山を登る
が、実際にはへとへとで数メートル登っては尾根に寝ころびながら、休み休み、汗を最小限に抑えるようにしながら、だらだらと登る
それに時間が遅い
いつもは早朝から登り始めるのだけれど、この日はたまたま朝に体調がいまいちで、登り始めが10時半、リュックを失ったのが12時近くで、再び登り始めたときは13時を回っていた
そして、リュックを失ったであろう付近で、こんどは周りを確認しながらリュックを探す
そしたら、無事リュック発見!
まずはペットボトルの水を飲む飲む飲む。
リュックを見つけた場所は、最初自分が探していたところよりずいぶん上のほうにあった
つまり、リュックを置いてから自分が実際に登った距離と、イメージしていた登った距離にだいぶズレがあったということで、自分の距離感の違いでずいぶん難儀してしまった。
やっぱり、教えられた通り
リュックを置いて離れたらいかん!