goo blog サービス終了のお知らせ 

青空に白い月

ゆったりゆるりと生きましょ~よ

バイオリンにあるラベル

2014-07-11 23:39:36 | バイオリン 楽器

バイオリンの中にラベルが貼ってある。
 
ラベルにはメーカーとか年代とか、
そのバイオリンの素性がわかるようなことがかいてあったりする。
 
ワインのようなものである。
 
これが私のバイオリンのラベル

Dsc01318_2

写真の撮り方が悪くてごめんなさい。

Stefan Storch (ステファン シュトルヒ)

と書いてある

その下

Dsc01324

geigenbauer

なんのこっちゃ?

調べてみると

geige (ガイゲ)と読むらしい

そしてモモ肉という意味らしい

bauer(バウアー)

制作者という意味らしい

 

だから モモ肉製作者ということになるが、

ドイツではバイオリンがモモ肉に似ているということらしくて、

だから、バイオリン製作者ということになる。

 

ならばということで、イナバウアーはいったい何の製作者?

意気揚々と調べてみた!

こちらは人の名前だった・・・・

失礼m(__)m

 

とりあえず、バイオリン製作者 ステファン シュトルヒ のとこまではわかった。

 

その下には Mertendorf メルテンドルフ

ドイツの地名である。

 

その横に手書きで1933

 

80年前にメルテンドルフで造られたようだ。

 

バイオリンという楽器は不思議なもので、タイプがいくつかあり、

ガルネリ

アマティ

ストラディバリ

と大まかに別れていて、

それぞれ形やサイズに微妙な違いがあるが、

私のような素人にはなかなかわからない。

 

とてもいい音がするという楽器を真似て造っているということになるので、

ある意味、現代のバイオリンは全てがどれかのタイプの贋作といえるが、

とくに悪意があるわけではなく、それが広く認められている。

絵で言うと、みんなでモナ・リザへと近づく究極を描こうとしているようにも思えるが、

それよりすごいのは、そこまで完璧と言えるほどの楽器を数百年も前に作り上げていたストラディバリという人物そのものであろう。

 

だからバイオリンは堂々とストラディバリタイプとか銘打って売ってある場合も多く、

私のバイオリンもf字口の形や寸法をみるとストラディバリの形に近いことがわかる。

 

バイオリンもたまーーーーーに変わった形のものや、変わった色のものなど見かけるし、

電子式のバイオリンもあるが、

それでもやっぱり原型であるアコースティックの普通のバイオリンが好まれるのは、

すでにその形も音色も完成されているからだろうと思う。

 

それってすごいことだ。

 

400年も前から同じ音色 同じ形 

 

私のバイオリンはきっと私が死ぬまで私の手元にありそうだけど、

私が死んだら、つぎにまた誰かのところで

綺麗な音色を響かせてほしいと思う。

 


バイオリン 最初の壁 調弦

2014-07-09 22:21:15 | バイオリン 楽器

バイオリンが手元にやってきて、肩当と松脂も買って、
さー音をならそうと思うとき、
最初に松脂を新しい弓毛に塗ることに苦労することもあるようだが、
幸いにも私の弓は使用していたものなので、
すでに松脂は塗られていて、
私は使う前に2往復くらい塗るだけ。
 
なので、ネットでいろいろ事前に調べていたこともあって、
なんとなくそれらしく顎でバイオリンを挟んでみて、
なんとなーーーーく弓をかるーーく弦にあててみたら、なんかすんなり音が出た。
 
さざえさんのマスオさんの趣味は確かバイオリンで、
ギーギーとのこぎりのような音がしていた感覚があったもんだから、
てっきり最初はのこぎり音がするものだと思っていた。
 
んで、音が鳴ったとこで、それはただ音が鳴っただけであり、
それがなんの音かはわからない。
 
だから調弦というものが必要である。
 
調弦はペグというものを回す

Dsc01316_7

左右に飛びでているのがペグ

ギターなどはこのペグのところが金属の歯車が付いていて

ペグを締めても戻らない構造になっているが、

バイオリンは木の棒が穴に刺さっているだけだから、

ペグと穴の摩擦力によって止まっているだけなので、

締め付け押し込みながらペグを回す必要があるからちょっとコツがいる。

 

そして肝心の調弦は

バイオリンの場合 右から二番目をA線といって、

A線をラの音に合わせる

440ヘルツと442ヘルツが一般的だそうだが、

現在は442ヘルツが多いとこことで、

442ヘルツの音叉を買って調弦してみる。

 

ペグは押し込みながら回すということなので、

動画の見よう見まねでやってみるけど、

弓で弾いた音と音叉の音が合っているかどうかがよくわからないので、

とりあえず指で弦をはじいて合わせることにした。

そして、なんとなく合ってるだろうというところでペグを止めて、

後は隣の弦と二線を一緒にはじいて、

完全五度というものに合わせるらしいが、

簡単にいえば、一番耳にここちよいところで止めると大体合っている。

 

私のバイオリンはナイロン弦だから伸びがあるので、

3線はペグで合わせられるが、

一番細い弦(E線)だけは金属なのでペグで合わせようとすると弦に伸びがないため、

ほんの少し回しただけで大きく音がずれちゃうので、

テールピース側にアジャスターというものを付けて合わせる。

Dsc01346

奥に見えるネジがアジャスター

ネジを回して、極狭い範囲で弦を張ったり緩めたりする。

(アジャスターは購入後に私好みのものに変えてある)

 

んで、全部の弦を合わせてみたものの、実際に合っているかどうかはわからない。

 

なので確認するために何かないか探していたら、

インターネットのフリーソフトでチューナーというものを見つけた。

 

インストールして、パソコンに向かって弦をはじいてみる。

 

そしたらバッチリ合っているというわけではないが、

一応ラの音の範囲内にあることはわかるし、

その他の弦もそれなりにいい線いってる。

 

ま、これでいっか

 

という感じでしばらくこの方法で調弦していて、

少し時間がかかっていたが、

最近はすっかり慣れて、弓で弾きながら調弦できるようになったし、

毎日調弦の時に音叉を音を聴いていたら、

音叉が無くてもA線のラの音だけはわかるようになってきて、

だいぶ前にギターの調弦の為に買っていたチューナーがあるのを思い出して、

きちんとしたチューナーで確認するようにしているが、

日に日に精度はあがってきてるから、

毎日の慣れって結構大事である。

 

あと、ラの音だけは発声でも出せるようにいつの間にかなっていて、

チューナーの前でらーーーーーーっとかんーーーーーーーーとか

発声すると

ラの音がでている

でも、220ヘルツ付近のラの音がでてるので、

1オクターブひくい

でも調弦には影響がないようだから、そのままでいいことにする。

 

とうことで、第一関門の調弦は無事クリアできたのであった。


初めての楽器

2014-07-06 18:55:12 | バイオリン 楽器

今までの人生の中で、学校以外では触ることのなかった楽器という分野
 

過去に曲というものを演奏?したことがあるのは

鍵盤ハーモニカ(メロディオン、ピアニカの製品名ですよね)

リコーダー(ソプラノ、アルト)まぁ、笛というやつですね

あとはカスタネットとかトライアングルとか 学校にある楽器をちょっと触ったことがある程度です。

 

家では、姉がバンドというものを高校時代にやっていたりして、

エレキギター、シンセサイザーなどがあったり、

あと、父のアコースティックギター

このくらい楽器があれば

興味さえあればやってみる機会はいくらでもあっただろうに、

まーーーーーーったく楽器に興味はなく、

音楽の授業にはもっともっと興味はなく、

なので、授業の個人発表の程度で吹けたらいいだろう みたいな・・・

 

笛にしても鍵盤にしても、楽譜など見ることもなく、

楽譜はドレミファソラシドがわかるくらいで、

あとは楽器を反復練習でなんとなーーーく指で記憶するという感じだった。

そういう状態だから、楽譜にある記号なんてなんのことかまったくわからず、

ト音記号すら飾りだと思っていた程。

 

ここまでのたった数行で、

楽器が近くにありながらも、全く楽器に接してこなかったことがよくわかるねぇ・・・

 

そして、なぜかなぜかそんな私が、

家に楽器がありながらも、

なぜかなぜか楽器を買った。

決して、ずっと前から弾いてみたかったんだーーーー とか全く思ったこともないどころか、

音楽すら車の中でたまーーーーに聞く程度であった。

 

買った楽器はこちら

Dsc01314

え?なんで?

なんでそこに行った?

ってみんなに言われる(笑)

数ある楽器の中からなぜだと(笑)

 

なんでと言われても、バイオリンの音が心地よく聴こえるからであり、

そんな音を自分で出せたら幸せだろうなーと思ったから

 

あえていうならそんなところだろう。

 

そしてバイオリンを買おうと決めた段階で、

ネットでとにかく調べまくり、

なにせ、近くにバイオリンについて聞けるような人はいないし、

見るもの聞くこと全部初めてで、

入ってくる情報量がその多いこと多いこと。

 

それに人によって情報もマチマチで、どれが正しい情報なのかも処理しきれない。

 

そりゃそうだよねぇ

だって触ったことも、たぶん遠目にしか見たこともない上に意識して見ていたわけでもないわけだから・・・

 

でもまぁ、自分なりに信憑性のあるものをまとめて、

さぁ楽器屋さんへ

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

と行きたいところなんですが・・・・・・・・・・

 

そんな気軽に楽器屋さんって行っていいのか?

すらわからん><

 

なんか楽器屋さんって、落ち着きのあるちょっと高級なレストランに一人で入るくらい入りづらくないっすか?・・・・・

 

それもこれも音楽そのものに全くド素人だからなのでしょうけど、

素人ってそんなもんだよね?

 

なんかネットで調べると、

バイオリンという楽器は個体差が大きいし、

新品と古い楽器でも全く音量も音質も違うから、

きちんとお店に行って現物を確認して、

試奏してから自分に合うものを買うほうがいいって書いてある。

まぁ、ごもっともである。

 

弾けない場合は店員さんに弾いてもらうことも可能

なようなことも書いてある。

先に体験レッスンにでも行って相談するのもいい

ようなことも書いてある。

 

すべて理にかなった意見であり、正論であるのは素人でもわかる。

 

ただ、ここはそんなに都会ではない・・・

 

バイオリンのあるお店はあっても種類が数えるほど、

体験レッスンも平日のみで、

仕事休んでまで行けない事情ってもんがある。

 

音を聞くために店員さんに弾いてもらっても、

それがいいのか悪いのか、

鈍感な私にわかるのか?

ということで、結局ネットで探してみることにした。

 

最近は便利な物で、メーカーやネットショップであれば、

動画サイトで音もある程度は確認できるようにしてくれてあり、とても便利

音の違いもなんとなくではあるがわかる。

もっと正確にいうならば、わかる場合もある。

言い方をかえれば、明らかに違わなければわからないとも言える

 

それでも音がわからないで買うよりは安心感はある。

 

でもねでもね

格付けチェックっていう番組を思い出してくださいよ。

聞いたこともないのに、数億円の楽器と練習用の楽器が聞き分けられるわけがないのですよ。

だから結局は自分が聴き心地がいいほうを選択する訳ですよ。

 

ということで、散々調べたにも関わらず結局は

 

”好みでいいのだ”

 

という結論に至りました。

 

それでも探すとやっぱり迷う迷う

だって今後末永い相棒になるわけですから、

悩みまくる。

 

そしてあるネットショップにたどり着き、

そこはショップオリジナルのブランドのような感じでバイオリンを販売しており、

フルセットで10万円ほど

 

あっ 

 

価格について書くの忘れてた。

新品のバイオリンの場合は練習でも10万円は最低ラインだそうで、

できれば練習用でも20万、30万以上が望ましいという情報を多数得たのだけど、

私が見てるのはフルセットで10万円・・・

 

フルセットというのはバイオリンには弓とかその他もろもろ必要だから。

 

20万、30万以上というのはバイオリン単品であって、弓は別

弓は弓で十数万でも安物という扱いらしい・・・

 

でも、プロをこれから目指そうってわけでもないのにねぇ・・・

 

と、高いだの安いだの書いてみましたが、

最近はいい世の中になったもので、

中国製!

という激安の楽器が日本にはどんどんはいってきているようで、

中国製ならばセットで10万円くらいで、

そこそこ音も安心感のあるものが買えちゃう。

(音の安心感というのは私の個人的な感想ですけど)

 

そしてそのお店では同等品のドイツで作ったというものも置いてある。

ドイツの方が4割ほども高価であるが、

音は中国のほうが私の耳にはやわらかく聴こえる。

 

それがどういうことなのかわからないが、

ドイツという響きになぜか憧れる。 

 

音は年数と共に変化するというから、それを期待して

ちょっと奮発してドイツの新品を買うか

それとも聞いたままの音がやわらかい中国でつくられた新品を買うか

 

あとは二択に迫られる。

 

二つの音を何度も聞き比べ、

何度聴いてもやっぱり中国のほうがいい音色がする。

 

それでもやっぱり迷う

 

どちらも手工芸という

造られた場所と人種と、たぶん材料が違うのだろうけど、

うーーーーーーーーん

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

迷い疲れてちょっとネットをお散歩

オークションから買う気はないけど、ちょっと覗いてみたりする。

 

弓もセットで開始価格5万円

即落札価格が10万円

ドイツ メルテンドルフ

1933年製

制作者 ステファン シュトルヒ

弓もcodabowというメーカーのカーボン弓がついている

オケで使っていたものということは、調整もしっかりされていそう。

フィッティングも本柘植(ツゲ)で私好み

あとは、肩当と松脂を自分で用意したらすぐ弾ける

 

 

 

 

 

散々悩んでいた私はどこへやら

なんとなーーーく覗いてみつけたそのバイオリンに一目ぼれ

 

開始価格5万円のまま数日経っていて、

まだ入札もはいってなかったんだけど、

これを逃すとどれだけ後悔するだろうと考えた結果、

気が付いたら10万円で落札しちゃってた(笑)

 

ところが落札はしたものの、

バイオリンってそういえばまともに見たことないかも・・・

ということに気が付き・・・

 

近所のリサイクルショップに行ってみた。

エレキギターなどがいっぱい陳列してあり、

そのそばにあるだろうと見て見るがどこにもない

バイオリンって無いものなのかなーと歩いていると、

申し訳なさそうに棚の上に練習用と思われるバイオリンが3点あり、

それを見た瞬間の素直に全く飾らない感想は

「ちっちゃっ」

想像してたより小さくて子供用かと思ったくらいで(笑)

エレキギター並の大きさを想像していた・・・・・・・・

 

そして届いた楽器は!

(ここドラムロール)

古い楽器ですからそれなりに傷はあり、

ですが、大切にされペグ穴の綺麗な修理跡などから弾きこまれてきたのだなーということも伺え、私もがんばらないとなーという思いでいっぱい。

 

もうすぐ私のところへきてから2か月くらいになり、

やっと音が出せるくらいになってきて、

時々?ぎーぎーギャーギャー音が出るのは私のせいであり、

きちんと鳴るとやわらかくてとてもいい音を出してくれる。

 

 

 

レッスンに行けたらホントはどれだけいいことかと思うけど、

仕事との兼ね合いを考えると、行けるような時間帯のレッスンはなく、

日曜日もやっているところはなく、

やっぱりこれもネットでヤ〇ハ オンラインレッスン というのを見つけ

一応、線路に乗ったような状態で

もくもくと空き時間に課題をこなしている。

 

ただ、オンラインレッスンはカリキュラムをこなしながら上達を目指すという意味ではいいけれど、

動作などは、はっきりいってとてもわかりずらいから、

そこは天下の某動画サイト

わかりやすく動きを解説してくれている、

私が勝手に先生と呼んでいる方々が3人おります(笑)

 

今日もまたバイオリンの音がする。