青空に白い月

ゆったりゆるりと生きましょ~よ

1012年春 入院

2012-04-23 23:22:54 | シェーグレン日記

4月9日(月)入院

 

酷いだるさ

どこが苦しいかもわからない苦しさ

39℃の発熱

頭痛

吐き気

これらの症状はこの日寝るまでありましたが、坐薬により熱が37℃台に下がると、

だまって寝ていられる程度には改善しました。

救急外来のベッドから神経内科病棟にベッド移動し、いつもの見覚えある4人部屋です。

 

吐いてしまうので朝から何も食べていません

病院でも夜ごはんは無く、丸一日絶食日になりました。

治療はこの日は点滴だけですが、入院していると安心感があるから不思議です。

頭痛であまり寝られませんでした。

明日からステロイド大量内服開始予定です。

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4月10日(火曜日)

24時間輸液とビタミン剤の点滴が一日4本とステロイド大量内服治療が開始されました。

朝ごはんも出ました。

さすがにお腹が減っていたので半分程度食事をしました。

毎食後メドロール4錠 一日12錠

プレドニン換算で60mg.を今日から三日間内服します。

前回入院時と同じ量ですが、前回は10日目くらいから副作用が出始めていたので、今回も同じでしょうか

ステロイドについては賛否両論ありますが、私にとっては魔法のような薬です。

毎食後内服する度に体調は改善し、

昼食は7割程度、夕食は全部食べることができました。

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メインは鶏肉のデミグラスソースかけ

 

4月11日(水)

だいぶ元気になり、朝には頭痛もすっかり消えていました。

おとといまでもがき苦しんでいたのがまるで嘘のようです。

今日も変わらずステロイド60mgです。

点滴は相変わらず腕に繋がっていますが、歩いてデイルームへ通えるまでになりました。

頭痛がなくテレビも見られるようになったので、テレビカードも買いました。

デイルームというのは患者が自由に使える休憩所のような場所です。

綺麗に鳥海山が見えていました。

食事も美味しく食べられるようになりました。

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朝食に一枚のカードがついてきました。

ばっけみそというのは、ふきのとうの味噌です。

室内生活になってしまう入院生活の中で春を知らせる小さな気遣い

ささいなことですが、とてもうれしいです。

昼食は豚肉の味噌生姜焼き

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デザートが毎日ついてくるのも嬉しいです。

夕食はなんと天ぷらです。

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海老や魚やナスを天つゆで食べました。

とても美味しい食事でした。

 

4月12日(木)

今日でステロイド60mgの治療が最後です。

明日からは少し減って45mgを3日間が始まります。

もう体調も悪いところはなく、退屈な時間が過ぎて行きます。

今日は夕方には一度点滴を抜いて貰うことになりました。

ついでにシャワー許可も出たので、夕食後には何日かぶりのシャワーです。

この普段何気ない行動がとても嬉しいものです。

それに点滴がない状態で寝られるのも嬉しいです。

やっぱり普通ってすばらしい

 

昼食は麺類でした

キツネうどんです

自分で油揚げやネギをのせて、デザートはオレンジ

サラダも美味しいです

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4月13日(金)

ステロイド45mg1日目です

ステロイドは大量内服しても、短期間であればそれほど大きな副作用はありません。(私の場合)

今日は朝から点滴の針を刺し、夕方までで点滴は終了です。

回診のときに早くも退院の話が出ました。

明日には退院できるようです。

もう元気に病院内を歩いているのですから、私自身なぜ入院しているのかわからなくなってきていたところです。

つい先日までぐったりしていたのが、ほんとうに嘘のようです。

回診といえば、私の入院している病院は一日一回は回診時間があるにはあるのですが、それ以外にも先生がちょくちょく様子見に訪ねてきてくれたりします。

いつも突然来るので悪いこともしていないのにびっくりしたりもしますが、先生も主治医のときもあれば担当医の先生や研修医の先生の時もあり、最初苦しいときには見に来てくれるだけで心強いものがあります。

薬剤師の方も丁寧に説明してくれるので助かります。

明日には退院できることになりました。

昼食にお花見弁当が出ました

さくらさくら やよいの空は 見わたすかぎり

こちらも季節のカード付きです

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季節の食材の他、 出汁巻たまごと鮭に海老、ごぼうの肉巻き

このままお弁当屋さんで売っていそうな豪華さです。

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感謝感謝

 

4月14日(土)

今日は退院の日

ステロイドは45mgとまだ多めですが、このまま退院して外来で徐々に減らしていく予定です。

今朝食事をしながらNHKの朝の連続テレビ小説の梅ちゃん先生を見ていたら、間質性肺炎で苦しんでいる少女が話の中にでてきて、戦時中に治らずに亡くなるというお話でした。

現在でも難病となっている病気で、ステロイドや免疫抑制剤などで緩和療法を行う病気ですが、丁度となりのベッドの方が間質性肺炎でしたので、隣の人がドラマを見ていなければいいなーと願うばかりです。

そんなこんなで、私の過去最短の入院生活が今回は終了し、

この度、ちょっとした風邪から入院まで至った経路を振り返ると、

夏以外なら私は元気でいられるという鉄壁が完全に崩れ去り、

いつでも注意していなければいけないのだなと強く思います。

 

これからまだステロイド減量は外来で行う予定ですが、

春先にすでに入院するまでに至ってしまったので、この夏は例年以上に注意してないと再び病院帰りになりそうな予感がしますから、暑さとは戦わないようにして、涼しくお気楽にいこうと思っております。

 

次回はステロイド減量計画へ続きます。

 

 

 


2012年4月 急遽入院までの経緯

2012-04-14 22:27:43 | シェーグレン日記

先日風邪をひいて急遽病院へ行ったのが3月23日でした。

 

そして4月3日に通院日として再び病院を訪れ

通常問診と薬8週分の処方をしてもらったのですが、

その時は体調に全く問題はなく、医師にも「風邪はその後どうですか?」

聞かれたので、私も

「調子よくなりました」

と元気に答えていました。

 

ところがそれから2日後、どうにも体がだるくて微熱程度ではありますが発熱がありまして、

 

そして4月6日には寝られないほどのだるさと、肌寒さがあり、

 

ついに4月7日土曜日、一般外来は休診ですから救急外来へ行く羽目になりました。

しかし、救急に行く前には炎症鎮痛剤であるロブ錠を飲んでいましたので救急外来で診察を受けるときには、しっかりとした足取りに口調、発熱もなしという状態に落ち着きまして、一見なんでこの人救急患者なの???という風に見えたに違いありませんし、私自身も、もしかして一時の具合悪さでもう治ったのかな?という感覚がしておりました。

 

そして検査も、血液、インフルエンザ、さらに前例があるからという理由で腰椎穿刺まですることになり、血液のCRPもビックリするほどの数値ではなく、インフルエンザも陰性、腰椎穿刺の結果も細胞数は基準値内・・・

 

果たしてどこが悪くて症状がでているのだろう?ということで、救急外来の先生も前例があるからと気を使っていただきまして、神経内科の先生にも連絡をとってくれていました。

まず、風邪症状の延長なのか、いつもの髄膜炎からきている症状なのか、

頭痛はあっても発熱は微熱程度、吐き気は一度もなく髄膜炎の特徴である頭部硬直も股関節の硬直もないのです。

風邪ともつかず、髄膜炎とも認められず、

そして私はというと、ロブ錠を飲んでいれば全く病人にすら見えない状態だったのです。

 

ということで、ロブ錠で抑えられるのであれば数日間はロブ錠を常用して様子を見ましょうということでこの日は帰宅となりました。(一応入院するかどうかも尋ねられました)

 

そして翌日曜日、朝までよく眠れましたしわずかな微熱はあるものの、だるさ、頭痛共に軽減。

やっぱり一時的な体調不良だったのだと思い、普通にご飯も食べられ休日を過ごしました。

 

そして4月9日月曜日 朝

酷い頭痛とだるさで起き上がることすら容易ではない状態に体調が急変。

熱も38℃を越えまだ悪寒は続いていて少しもだえ始め、朝から何も食べていませんでしたが水を嘔吐しました。

午前は病院に行くことすらできず、再び午後から救急外来を受診しました。

救急外来では、2日前とは打って変わって座って受診ができない状態となり、

ベッドへ運ばれ問診、血液検査、CT、レントゲン、心電図、もう一度インフルエンザ検査が行われ、全てベッドごと運ばれての検査となりました。

その結果、多少の数値の変化はあるものの異常はないという結果で出て、再び腰椎穿刺の検査をすることになったのですが、

少し検査まで間があり、私はその間ベッドに横になっているのですが、

ベッドの上でもだえ苦しみ突然座ったりと、自分でももうどこが苦しいのかがわからず、

体の置き場がない状態となっていました。

 

このままでは検査もできないという状態で熱を測ると39℃

 

それから間もなく苦しさがすーーーーっと引いていくのがわかりました。

発熱の上昇がとまったようです。

 

そして、すぐに腰椎穿刺の検査が行われ、数値はいつもより低いですが、髄膜炎という診断が下り、急遽入院ということになりました。

 

入院後の記録へと続きます。