パソコンのメモリ交換をしました。
パソコンの主体はコンピュータですので、
もちろんコンピュータの速度も大事ですが、
ハードディスクとコンピュータのデータのやり取りの際、
一旦メモリが間に入り、データをメモリで受け取ってからデータの交換が行われます。
メモリがないとデータの受け渡しが出来ないわけです。
しかし、メモリ容量が足りないからといって、パソコンがいちいち止まっていては作業が出来なくなってしまうので、そこでハードディスクの中に仮想メモリというものを作り、メモリの代わりをさせますが、そのような状態が続くと、パソコンの速度がとても遅くなったように感じます。
そうなるとメモリを追加するほどにパソコンが早くなるように感じますが、、メモリをどんなに追加しても、パソコンがどんどん早くなるということにはなりません。
足りない分を追加してやることにより、コンピュータとハードディスクのやりとりがスムーズになるというだけですので、十分にメモリが足りている場合は増やしても全く意味がなく、コンピュータの限界以上の速さは出ません。
そして、私のパソコンですが、メモリが二枚差し込めるようになっていまして、最初買ったときは256Mbが1枚でしたが、テレビもオーディオも仕事も趣味的なことも全部一台のノートで兼用ですので、全くメモリ容量が足りず、パソコン購入後間もなく256Mbをもう一枚追加して512Mbにしてありました。
そしてしばらくはこのままで動作しておりましたが、ソフトもどんどん追加され、同時起動することも多くなり、ついにはメモリ容量が大幅に足りず、仮想メモリが常に使われている状態になりました。
つまり、パソコンが重くなり、待ち時間が多くなる一方でまともに動作しなくなったわけです。
それが去年暮れの話。
それから二ヶ月ほど不満を持ちながら使っていましたが、ついに物理メモリ(512Mb)の倍近くメモリが必要な状態となり、そうなると、まずパソコンの起動速度が著しく低下します。そしてインターネットエクスプローラの立ち上がりに5分以上かかることがあったり、skypeなども使用が困難になり、テレビも途切れ途切れで全く見てられない状態になります。
もちろんタスクバーにある不要なソフトを起動しないようにしたりはしますが、ウイルスのセキュリティーソフトやIMEなどの必要なソフトは外せませないので、限界でした。
メモリ不足の判断基準ですが、まず、起動に時間がかかったり、ソフトの立ち上がり遅くなったり、頻繁に途切れ途切れに固まったような状態になったり、体感できる部分でも確認はできますが、数字的に確認するには、タスクマネージャを使用します。
タスクマネージャの起動はctrl+alt+deleteを一回押して起動するか、もしくはスタートの横の空白部分を右クリックして、タスクマネージャを起動するというところをクリックします。
そして、パフォーマンスというタブの物理メモリの合計を見ます。
それが現在自分のパソコンに入っているメモリ容量ですがkb表示になっていますから、Mbにするには1024で割ってください。
それからコミットチャージという部分の合計を見て、この数字が物理メモリの合計を超えてしますと仮想メモリが使用されます。
つまり超えるとパソコンが遅く感じるようになるわけです。
私のパソコンは物理メモリ合計が500Mbとちょっとで、コミットチャージが1Gbを超えてしまいまして、そうするとソフトがいちいち止まったような動作になります。
そこで、このパソコンは1Gbを二枚で合計2Gbまで増やすことが可能ですので、既にコミットチャージが1Gbを超えているわけですから、ギリギリでも心細いので、最大値まで増やすことにしました。
これがそのメモリです
ネット購入で一枚4000円程・・・これが二枚だと・・・・
ちょっと高いですね^^;
パソコンの電源を抜き、ノートですのでバッテリーも外します。
メモリに触れる前に、
メモリは静電気にとても弱く、人間の静電気で深刻なダメージを与えることがありますので、サッシやメタルラックなどの大き目の金属に先に触って静電気を逃がします。
これがPCのメモリです
ペンなどで横の押さえてある金属を横にずらすとメモリが跳ね上がりますので、あとは旧メモリを抜いて、新しいメモリを差し込んで、メモリを最初の位置まで倒し、蓋を元に戻すだけ。
OSの再インストールのような面倒な作業は一切ありませんので、とても簡単です。
これで私のパソコンはだいぶ安定しました。
早くなったわけではなく、パソコン購入時のようにサクサク動く状態に戻ったという方が正解です。
たくさんのソフトを同時起動しても、速度が落ちることが無くなったので、その点のメリットがとても大きいです。
補足ですが、
タスクマネージャを確認するときは、いつもの使用状態のまま確認します。
ソフトが動いていない状態で見ても、メモリの使用容量が少なく、動画操作等で安定させたい場合は動画を見ている状態で確認します。
あと、パソコンによって最大メモリ容量、メモリ搭載枚数、規格が違いますので、メモリを扱っているメーカー(バッファローやアイオーデータ等)で確認してください。